「子供が自立して、夫と二人きりの生活に耐えられません」
よくある、あるあるのお悩みですね。
20年、会話がなかったのは当たり前
一つの目的に向かって二人で進んでいるとき、実はお互いに会話をしなくていいんです。子供という共通の目的があるから、「今日、学校でこんなことがあって」——そのことだけ話していればよかった。
だから、夫婦二人の会話は基本的になくなります。それが18年、20年と続く。そして子供の手が離れて、「さあ会話しましょう」と言っても、20年ぶりでは難しい。息が詰まって、しんどいのは当然なんです。
諸行無常——人も関係も、変わり続ける
出会って、キラキラして、恋をして、一緒になろうとなったとき。そのときのままで今があるわけではありません。20年経っているんだから、私も変わったし、あなたも変わった。
諸行無常。すべては、ずっと変わり続けています。
でも、私たちは自分のことは見えないんですよね。「相手が変わった、あの頃は優しかったのに」——でも、お互いさまなんです。
もう一回、恋すればいい
だったら、もう一回、恋すればいいんじゃないですか。
共通の目的を見失ったのなら、「苦しいな、会話がないな」と嘆くのではなく、どんどんコミュニケーションを取っていけばいい。
相手がやってくれない、ではなく、まず自分から。自分が優しさを見せないと、相手も優しさを見せられません。
子供の手が離れてから、まだ20年、30年、一緒にいるんです。だったら今から、恋しましょう。しっかりと関係を築いていきましょう。
変わり続けるなかで、どんな関係性を作っていくか。それを見つけていく、いい機会だと思いますよ。お二人でよく話し合って、考えてみてください。
ひとりで抱えこまないで
仏教は、我慢や修行をすすめる教えではありません。ものの見方が少し変わると、同じ出来事でも、ずいぶん楽になります。がんばりすぎなくて、いいんです。
お悩みのご相談、コラム、書籍の試し読みは、LINEからそっとどうぞ。登録も利用も無料で、いつでもやめられます。
この記事をお話しした人
竹下暁蓮(たけした ぎょうれん)
ヨガを続けながら仏門へ。病と、大切な人の喪失を経て、あなたの今に寄り添う僧侶。
約550年つづく浄土真宗のお寺・慈徳山 得藏寺が運営する、誰にでもひらかれた、やさしい仏教の入口「仏陀倶楽部」でお話ししています。












僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。
信念は、「人生を変えるのに修行はいらない」
愛葉宣明 著 『仏陀経営』ほか
コラム一覧 → こちら