誰であっても僧侶になれる得度への道をご用意しています。

リラックスを妨げる人に出会って気づいた「三猿」の教え

リラックスを妨げる人に出会って気づいた「三猿」の教え

書いた人:レーン由香

疲労回復のために通うリカバリーセンターで、マナーを守らない利用者が気になり、かえって落ち着かなくなることがあります。注意をして嫌な思いをした過去の経験から思い出したのが、「見ざる、聞かざる、言わざる」という三猿の教えでした。本レポートでは、周囲を変えようとするのではなく、自分の目的に立ち返ることで心を守る方法を考えます。

リラックスするための場所で

私は毎週、リカバリーセンターに通っています。利用しているのは、スチームサウナ、ストーンサウナ、温水と冷水のマグネシウムプールを使ったウォーターセラピーのコースです。自分のペースでそれぞれを回りながら、リラックスして疲労を回復しています。

個室ではなく公共の場ですから、騒いで遊ぶような場所ではありません。その目的を理解している方がほとんどですが、やはりマナーを守らない方もいます。そうした様子が目についてしまうと、私はなかなかリラックスできなくなります。

普段は目を閉じて呼吸を整えながら、「今」に集中することができます。しかし、一人ならまだしも、二人でいるのにどちらも気づかないのか、それともわかっていながらルールを守っていないのか……と、つい気になってしまいます。

以前の私は、その場のルールを伝えていました。しかし、そうするとたいていは悪態をつかれ、結局はこちらの気分が悪くなってしまいました。

「三猿」を思い出す

そんな経験から、先日も「三猿」を思い出しました。自分の気分が悪くなるのなら、見なければいい。余計なことは言わなければいい。そして、自分がここにいる目的である「リラックスすること」に集中する。それを優先させようと思いました。

改めて「三猿」について調べてみると、そこには、自己の心と行いを正し、煩悩や災いから身を守るという教えが込められているそうです。

日本では神道や天台宗の教えとも結びついてきたとされ、孔子の『論語』に由来する「四猿」があることも初めて知りました。新しい発見に、少しワクワクしました。

悪い縁から距離を置く

センターでは、スタッフの方が利用者にルールを説明している場面をよく見かけます。また、毎回利用した後には、自動送信ではありますが、レビューを書くこともできます。

あまりにもひどい場合は、自分で直接注意するのではなく、スタッフに伝えるのが得策だと思いました。

世の中は縁でつながっています。しかし、わざわざ自分から悪い縁を引き寄せる必要はありません。その縁を解き放つ方法もあるのだと、改めて気づきました。

毎日、心穏やかに生活したいです。

仏陀倶楽部では、 日々の迷いや立ち止まりを、
一人で抱えずに言葉にする場があります。

※登録者2,000名超 / いつでも解除可

監修者 「愛葉 宣明」

僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。

信念は、「人生を変えるのに修行はいらない」

愛葉宣明 著 『仏陀経営』ほか
コラム一覧 → こちら