書いた人:釋 孝運
納骨に向けた墓誌の彫刻では、戒名や名前、亡くなった日、年齢など、一つひとつの情報を正確に確認する必要があります。今回は、打ち合わせの場では気づかなかった誤りが後日見つかり、予定日までに訂正することができました。確認を重ねていても起こりうる見落としから、日々の仕事への向き合い方を改めて振り返ります。
確認を終えたはずでした
先日の出来事です。納骨の打ち合わせに来られた方と確認事項を一つひとつ確かめ、お互いに確認ができたとのことで了解を得ました。
ところが後日、記載されていた亡くなった方のお名前が間違っていることがわかりました。修正のご連絡をいただき、訂正することができました。
さいわい、納骨の予定日まで余裕があったため、お互いに安心しました。
墓誌への彫刻内容を間違いなく伝えるために作成する確認書は大変重要なものです。一度間違って彫刻してしまうと、簡単には手直しができません。そのため事前に確認書を作成し、内容を慎重に確認する必要があります。
慣れの中に生じた気のゆるみ
作成した確認書に基づき、互いに内容を確認する際には、「戒名、字体、名前、亡くなった日、年齢」などを指差しで確かめ、確認日も記していただいています。
しかし今回は、その確認の中で見落としが発生しました。
これまでは誤りもなく行ってきたため、互いに気のゆるみが生じていたことが原因ではないかと思います。先走った行動をしてはいけないと、あらためて身にしみました。
失敗から気づきを得る
よく「失敗は成功の基」と言われます。
何事も、こうした経験から気づきを得て、知識や注意を補っていくことが大切です。これからも一つひとつの確認をおろそかにせず、ますます精進していかなくてはならないと感じました。
南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。




















僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。
信念は、「人生を変えるのに修行はいらない」
愛葉宣明 著 『仏陀経営』ほか
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