書いた人:仏陀倶楽部 会員
癌を宣告されたあと、心のなかに浮かんできたのは「どうせ癌だから」という投げやりな思いでした。そのままでは人生を損してしまう。そう気づいたとき、「せっかく癌だから」と受け止め直す考えが生まれます。本レポートでは、病気を前にした率直な心の動きと、自分の生き方を少しずつ立て直そうとする姿勢がつづられています。
癌を宣告されて
私事で恐縮ですが、少し前に癌を宣告されました。
体調不良が続いていたので、癌だと言われても特に驚くことはなく、「そうか、癌なんだ」というのが率直な感想でした。余命を宣告されたわけではないので、どこか他人事のように感じているところも否めません。
癌を宣告されてから、何か行動しようとすると「どうせ癌だから……」と消極的で投げやりな姿勢が芽生え始めていることに気づきました。
このままでは、人生を損してしまう気がしました。そこで私は、「どうせ癌だから……」ではなく、「せっかく癌だから……」へと転換して生きる必要がある、という結論に至りました。
自分と向き合いながら
そう結論づけたものの、今でも「どうせ癌だから……」と思ってしまうことはあります。
だからこそ、しっかりと自分に向き合い、「せっかく癌だから……」を意識して生きることを心掛けていきたいと思います。





















僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。
信念は、「人生を変えるのに修行はいらない」
愛葉宣明 著 『仏陀経営』ほか
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