誰であっても僧侶になれる得度への道をご用意しています。

「まだ結婚しないの?」と聞かれるのがつらい人へ

48歳、独身。親戚の集まりのたびに、

「まだ結婚しないの」
「まだ結婚しないの」

そう繰り返し聞かれる。そのたびに、その言葉が刃のように自分に突き刺さる——今回はそんなご相談をいただきました。

悪気はない。でも、刺さるものは刺さる

「どうしたらいいですか」というお便りに、まず返ってきたのはこんな言葉でした。

ほっといてくれって話ですよね。私が結婚しようがしまいが、あなたたちに何か関係がありますか、って。

きっと本気で「いつまでも結婚しないわ、心配だわ」と思っている人ばかりではないはずです。昔は「結婚まだなの」「子供はまだなの」が、ちょっとしたコミュニケーションのように交わされていた時代もありました。「元気?」くらいの軽さで。

とはいえ、悪気がないからといって、刺さらないわけではありません。丸ごと言葉じりどおりに受け取らなくてもいい——そう思えるだけでも、少し楽になります。

人は人、自分は自分

答えはシンプルでした。

  • 結婚したいのであれば、ありとあらゆる手を尽くして進めばいい
  • 独身のままでいたい、そのほうがいいと思うのであれば、周りの言葉を気にせず、それを貫けばいい

どちらが正しい、ということではなく、「自分がどうしたいか」だけが判断基準でいい、ということです。

誰か次第である必要なんかどこにもないし、自分がどうありたいかっていうところを、ちゃんと見つめてもらうといいのかなと思うんですけど。

「早く結婚して親を安心させたい」という考え方も、もう少し違う考え方も、どちらもありです。古いとか古くないとか、そこで比べること自体、実はどうでもいいことなのかもしれません。

風の音、鳥の声だと思えるように

親戚に何か言われても、

また風が鳴ってるわーとか、鳥が鳴いてるわーぐらいに思えるようになるといいですね。それはやっぱり心の修練でしょうか。気にしないっていうのは、すごく大切なことだと思いますよ。

他人の言葉を、自然の音のように聞き流す。これは生まれつきできる人もいれば、少しずつ練習して身につけていくものでもあります。仏教では、こうして自分の外側にある物事への執着を手放していくことを大切にしてきました。誰かの言葉に一喜一憂しないというのは、まさにその実践のひとつです。

執着を手放す3つの方法

戦わずに、受け入れて、流してみる

最後にかけられた言葉が、とても印象的でした。

幸せに向かってしっかりと進んでいただけたら、周りのことなんかどうでもいいと思えるようになります。ぜひぜひ、戦わずに、受け入れるというか、流してみてください。応援しています。

親戚の言葉と戦って、言い返して、疲れてしまう必要はありません。かといって、我慢して溜め込む必要もありません。ただ、自分の幸せに向かって進み続けること。それだけで、周りの言葉は少しずつ軽くなっていきます。

自分を貫くというのは、誰かを説得することでも、正しさを証明することでもなく、ただ自分自身を拠り所にして生きるということなのかもしれません。

自灯明とセルフメディケーション


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この記事をお話しした人

竹下暁蓮(たけした ぎょうれん)
ヨガを続けながら仏門へ。病と、大切な人の喪失を経て、あなたの今に寄り添う僧侶。

約550年つづく浄土真宗のお寺・慈徳山 得藏寺が運営する、誰にでもひらかれた、やさしい仏教の入口「仏陀倶楽部」でお話ししています。

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監修者 「愛葉 宣明」

僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。

信念は、「人生を変えるのに修行はいらない」

愛葉宣明 著 『仏陀経営』ほか
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