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親鸞聖人の御教え 『正信偈』に導かれ(私釈) ②

本師曇鸞梁天子 常向鸞處菩薩禮 三蔵流支授淨教 焚燒仙經歸樂邦
天親菩薩論註解 報土因果顯誓願 往還廻向由他力 正定之因唯信心
惑染凡夫信心發 證知生死即涅槃 必至無量光明土 諸有眾生皆普化

浄土教の尊師曇鸞大師は、梁の天子が常に足を運ばれ教えを請われ、 菩薩と崇拝された高僧でした。 不老不死を願い仙術を究めんとされていましたが、 菩提流支より浄土教の経典をいただかれ、 この道こそと、 仙術の経典を焼き捨てられ浄土の教えに帰依されました。
大師は、 天親菩薩の 『浄土論』 を注釈され、 お浄土はすべての人を必ず救うという阿弥陀さまのお誓いによるものであり、 私たちが、 お浄土へ参いらせていただくのも、 仏となって還らせていただくのも、 阿弥陀さまの本願のお力であり、 肝心なのは阿弥陀さまの願い、 本願を信じるこころ信心なのです、 煩悩にまみれた私たちも阿弥陀さまを信ずれば、 日々の暮らしそのままに、 阿弥陀さまの掌に抱いていただけるのです、 お命尽きお浄土へ参らせていただいたならば、誰もがみな仏にさせていただけるのです、 とお諭しくださいました。

道綽決聖道難證 唯明淨土可通入 萬善自力貶勤修 圓滿德號觀專稱
三不三信誨慇懃 像末法滅同悲引 一生造惡值弘誓 至安養界證妙果

道綽禅師は、聖道の教えでは救われがたい、 浄土の教えこそと明らかにされ、限りない善行を積む自力を押しとどめ、 あらゆる徳に満たされている阿弥陀さまの名号を心を込めて称えることをお勧めになったのです。
禅師は、 純粋で迷うことなく持ち続ける信心、この一心を、 分かり易く丁寧に説かれ、像法 ・ 末法滅法の世に生きる人びとを、憐れみ哀しみ導かれたのです。 この世での一生、 いかなる悪行に置かれようとも、 阿弥陀さまのご本願にお出遇いし、その教えをいただいたならば、 心安らかに阿弥陀さまの清浄のお浄土に参らせていただき、 仏となることができるのだと説かれたのです。

善導獨明佛正意 矜哀定散興逆惡 光明名號顯因  開入本願大智海
行者正受金剛心 慶喜一念相應後 與韋提等獲三忍 即證法性之常樂

善導大師は、お釈迦さまのお心を正しく明らかにされました。 阿弥陀さまは、出家した人、 善行を積んだ人、煩悩のままに生きる人、悪を繰り返す人、 すべての人びとを憐れみお救いくださる、 それは、 南無阿弥陀仏の名号の光と慈悲の因縁によるのだということをお示しくださいました。 阿弥陀さまの大海のような智慧の本願をいただいたお念仏者は、 金剛のような堅い信心を受け、その
よろこびが阿弥陀さまのお心と一つになり、 韋提希夫人と同じように、喜びと悟りと信ずる心を得、 すぐに阿弥陀さまの世界に生きることになるのだとお説きくださいました。

源信廣開一代教 偏歸安養觀一切 專雜執心判淺深 報化二土正辨立
極重惡人唯稱佛 我亦在彼攝取中 煩恼障眼雖不見 大悲無倦常照我

源信僧都は、お釈迦さまの教えを悉く学ばれ、 お釈迦さまの説かれたお浄土に参る他ないのだと人びとに勧められたのです。 お念仏の道、 善行を積む道、その深さを見定められ、 お念仏の人はお浄土に、 善行雑行の人は真の浄土には往けないことを明らかにされたのです。 お念仏こそお浄土への道であるとお説きになり、 煩悩にまみれ、 苦しみ悶える極重の悪人こそ、南無阿弥陀仏の名号、お念仏を称えなさいとお説きになったのです。 源信僧都ご自身、 私も阿弥陀さまのお慈悲の掌の中にお摂りいただいているのですが、 煩悩に遮られて、悲しいことに阿弥陀さまのお慈悲もお智慧も見えないのです。 そんな私なのですが、阿弥陀さまは、お慈悲と智慧のお光りを私に照らし続けてくださっているのです、とお説きになりました。

本師源空明佛教 憐愍善惡凡夫人 真宗教證興片州 選擇本願弘惡世
還來生死輪轉家 決以疑情爲所止 速入寂静無爲樂 必以信心爲能入

源空上人は、 浄土真宗を興され、 仏の教えを明らかにされました。 善人も悪人も、この世で嘆き苦しみつゝ懸命に生きているすべての人に憐れみを抱かれたのです。 たゞお念仏の浄土真宗の教えこそ、 阿弥陀さまのご本願であり、お釈迦さまのお説きなった正しい教えであることを、秘本の国に広められたのです。 私たちが惑いや苦しみから逃れられないのは、 阿弥陀さまのご本願、御教えを疑っているからであり、阿弥陀さまの御教えを信じれば、 お浄土へお導きいただけるのです、とお説きくださったのです。

弘經大士宗師等 拯濟無邊極濁惡 道俗時眾共同心 唯可信斯高僧說

お釈迦さまの浄土の教えの説かれた 『経』 を弘めた七人の高僧によって、無明と煩悩の苦しみ迷いのただ中にある衆生に、 生きる道が開かれ救われたのです。 出家の人も在家の人も、今こそ共に心を一つにして、高僧の説かれたお念仏の教えを信じて参りましょう。

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