Kitagawa Kouzou– Author –

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お念仏の里に生きて ① 父のお念仏 – 凡夫として
二歳で母と死別、 大工であった父と三歳上の兄の三人、 差し金や鋸、 材木で叩かれ育った。 元々は百姓であったが、 明治の初め没落、 祖父はわずかに違った家屋敷、糧... -
山と湖、 仏さまをいただき
湖北の風土の象徴は信仰、 湖北のほとんどどの村にも鎮守の杜があり、ひときわ高い寺院の甍がある。 それをごく当たり前のように思ってきたが、 そうではないことに気づ... -
湖北夕照 – 透きとおったリアリズム
湖北の人々の篤い信仰とは、 生きとし生けるものすべてに対する 『無常観』『共生観』 に依って立つ神仏の道への共鳴であり、 それ故の敬慕であったのだと思う。 かかる... -
山と湖、 仏さまをいただき
湖北の風土の象徴は信仰、 湖北のほとんどどの村にも鎮守の杜があり、 ひときわ高い寺院の甍がある。 それをごく当たり前のように思ってきたが、 そうではないことに気... -
山 – その清らかな地に ② 山の水の流れに
大山の山肌に尽きることなく湧き出す湧水があり、 そこから清らかな流れが麓へと続いている。その一つの湧水で水筒、ペットボトルに水をいただいた。 地元の人も"ここの... -
山 – その清らかな地に ① 木も草も虫も獣も岩壁も 空も陽も風もそして人も
この秋、 大山、八海山、 磐梯山に登った。 大山、八海山は五合目、 磐梯山は八合目と頂上に立つことはできなかった。 それでも、大山の名の通りの山の大きさ、八海山の... -
多田幸寺への径 ③ 本尊薬師如来 – みんなのおやくしさん
多田幸寺のご本尊は、 薬師如来さまです。 『近江坂田郡志』 には、「明治三十八年四月国賓の指定受く」 とあり、昭和三十八年には国の重要文化財に指定されています。 ... -
多田幸寺への径 ② 童謡 『夕焼け小焼け』
小さい頃に唄った童謡には、 すばらしい歌がたくさんあります。 その中の好きな歌の一つが 『夕焼け小焼け』です。 夕焼け小焼けで日が暮れて 山のお寺の鐘が鳴る お手... -
多田幸寺への径 ①
仏法僧鳴くや夜ふけの多田幸寺 この句は、村の私の同級生、北川新一君が中学一年の時に詠まれた句です。 多田幸寺のことを思うとき、 六十年の時を超えて今もこの句が浮... -
『現在を生きる 仏教入門』 を読み 「縁起の道理」 で生かされている私
古田和宏師のこの 『現在を生きる一仏教入門』 は、 「仏教入門」 と書名にあるように、 仏教の教えの総体を簡明にご教示いただいた。 その道の人には承知のことであり...
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