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あなたはもっと報われていい

仏陀倶楽部代表で僧侶の愛葉宜明氏の著書を拝読させていただいた。

人が生きる上で悩ましいこと。これらのほぼすべてに対してお釈迦様が答えを出していた。その答えがお経として残り、仏教となっている。
そもそもなぜこんなに生きにくいのか、真面目に生きているだけなのに。
多くの人がこのテーマに直面している。この漫然と立ち込める霧のような悩みに、そもそも生きる事を当たり前に考えているという価値観を180度変えてくれるのがやはり仏教である。
それは“死”である。

人はどんなに悩んでいても苦しくても必ず死ぬのである。本当にこの死ぬという事実は頭でわかっていても真に胸落ちしていない事実である。
死を思うという所から、生きるを考えたとき、欲しがっていた、報われた状態の入り口が見えてくる。死をしっかりと見つめれば見つめるほど、今の頑張りが無駄ではなく、今どう生きているかに目が向くようになる、これが人であるとわかってくる。

死ぬまで生きるのに際して、報われたい気持ちはなぜ生まれてくるのだろうか。こうやって自分と向き合う事も進めてくれるのが仏教であろう。

結局のところ、自分のやりたい事、気分よくいられる状態がないと感じているところに原因があるのではないかと教えてもらえる。欲の抑制ではなく、欲があるんだと気づくことが重要である。
私自身、仏教と出会い、欲を悪いものと捉えるのではなく、欲深いこの心身が私にとって唯一無二の存在である事を知る事が出来たとき、欲をもっと深堀出来るようになった。

その上でこの著書には日常生活のお悩みあるあるを、仏教を通してアドバイス頂く内容も書かれている。

要は欲にも2種類あって、デマンド(欲求)とニーズ(必要)に大別される。欲の多くはデマンド(欲求)であって、求めても求めてもきりがない。でもある程度、デマンド(欲求)を満たす経験は必要で、その経験から、きりがないという学びを得る事ができる。
そして本当に必要な事、ニーズ(必要)がかき分けられた時、時間とエネルギーと時間をかける事が見えてくる。これに出会えた時、正確にはすでに持っていてその事象には出会えているのだが、デマンド(欲求)で見えなくなっているだけなので、それは「本当にやりたい事」「楽しくて仕方ないこと」であると気づかせてくれる。
ここまで来たら後は「それ」をやるだけである。こうなると成功とか失敗とか関係なくなってくる。自分のやりたい事だから、楽しめる事だから。
すると結果的に報われるとか報われないとか考えていない自分がいる。

この状態をあえて言うのであれば、報われていると言い、「あなたはもっと報われていい」という書籍のタイトルの成る、この域に達したら自ずと相対評価から卒業し、絶対評価の住人となる。
このように自分っていいよねって生きている事は周囲にも良い影響を与えていく。こういった状態を目指さんとするのが仏教であり、他力の、大乗仏教の心理なのではないかと思う。

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