誰であっても僧侶になれる「得度」への道をご用意しております

生老病死

生まれること、老いること、病、死。
これは人間として避けては通れない運命という。
そしてこれらは、常に変化し続けるという仏教の基本的な教えである「無常」に深く関わっていることのようである。 

人生において避けられないこれらを受け入れることで、不確実な事態や予期せぬ出来事に対しての恐れや不安を軽減することが出来るのだろう。

人は、今日無事に過ごせたことにあらためて感謝したり、幸運だと感じることはあまりないだろう。

今日が大過なく終われば、明日もまた同じような日が来ることを当たり前のように思いがちである。しかし、残念ながらそうとは限らないのが現実で、突然の不幸や災難はどこにでも誰にでも訪れる可能性がある。

ある日突然、大切な人や物を失ったり、長年蓄積した財産や経験を失くしてしまうということは、筆舌に尽くし難い苦痛である。
どんなに頑張っても失ったものを取り戻すことは困難だ。
とはいえ、悲しみと悲嘆の中で、その場に留まり続けることはできないので何とか一歩を踏み出さねばならないのも厳しい現実だ。

そんな時に、仏教ははたしてどんな役割を担えばよいのだろうか?

前述したように、「人生とは、常に「無常」なのです。
今の幸せが永遠に続くことはないのです。
だから変化を受け入れて明日から頑張りましょうね」と、悲嘆に暮れている人に伝えて、その人が救われた気持ちになるとは思えない。

喪失感や苦痛というものは、その感じ方が一人一人皆異なるもので、比較的短時間で受け入れられる人もいれば、長い期間立ち直れない人もいる。
いずれにしても一定の「時間」を要することは間違いないことであろう。

そんな時、我々僧侶は、ただただ、傍に寄り添うこと、話を聞いてあげることくらいしか出来ることは無い。
起こってしまった現実を受け入れられるまで辛抱強く寄り添い、やがて自分の意志で立ち上がろうとした、その時にこそ、長い歴史に育まれた「仏教」の真理や教えを伝えることで、その人をより確かな「救い」の道に導く手助けが出来るのだろう。

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