人生を変えるのに修行はいらないを読んで。
この本は、死生観、人生、仏教、浄土真宗につき大変わかりやすく書かれており、仏門を志す者だけでなく、悩みを抱える全ての現代人に読んでもらいたい道しるべになっていました。
私も「努力することはよいこと」と無意識に擦り込まれている1人で、苦労した分だけ成果が得られるはずと思い込んでいました。この本が断言するように、目指すところが明確でなかったり、間違った方向へ向かう努力は実ることはないですし、「目的地」に向かわない努力をひたすら続けるのはやめましょう、とのアドバイスに大変感銘を受けました。
日常の雑務に忙殺され、忘れがちでありますが、人生を俯瞰し、視座を高く持つことはとても重要です。人生の目的は何なのかを日々問答すること、そのためのツールとして仏教を学び、毎日を大切に生きたいと改めて思いました。
他にも仏教の言葉として、以下について、わかりやすく書かれていました。
一切皆苦
刹那主義
三毒(貪瞋痴)
布施
因果の道理
天上天下唯我独尊
他力本願
生老病死
悪人正機
即得往生
専修念仏
これらを一つ一つ噛み締め、暗記できるほど本を読み込み、自分の糧にしたいと思いました。