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「世界のあらゆるものは日々変化し続ける、永遠に続くものなど無い」
「諸行(世の中のあらゆるモノ)無情(永遠に変わらない物など無い)」という意味です。
四時熟語でもありますので、文字ごとに意味をみてみましょう。
- 諸:様々な、多くの、色々な
- 行:行い、出来事
- 無:無い、否定の意味
- 常:変わりない、いつもと同じこと
人はいつか死ぬ、今の環境や健康、さらには愛用しているモノなどが、いつかは終りが来る・壊れると頭ではわかっていても、心の中では今日は大丈夫、まだ大丈夫と信じ込むのが人間です。
「大切なもの、大事なものは永遠であって欲しい」
こう思うことが当たりまえです。
しかし…
美しい花もいつかは枯れます。
楽しい時間も終わりの時が訪れます。
若さは年を重ねることで老いていきます。
諸行無常とは、変化していくことを受け入れること、そして今この一瞬一瞬を大事にすることを教えてくれています。