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中道

仏教の教えの「中道」。これは極端を避けて、均衡と調和のとれた生き方を実践せよ、という教えだが、なるほど、シンプルかつ核心をついた教えだなあと感じる。この言葉にはあらゆる要素が含まれていて、調和や自然体、持続可能なライフスタイル、人との関係、仕事や学業、家庭生活にまで適用できる教えだ。

 近年、よく耳にするワードとして「共生」という言葉があるが、これは「異なる生物や集団がお互いに利益を得ながら共存し、調和的な関係を築くこと」と定義されるかと思う。「共生」というと生態学的な言葉としてのイメージ、例えばミツバチと花、とか藻類とサンゴ、といった関係に使われるのが本来なのだろうが、社会的な意味での「共生」が最近では特に重要視されている。
 社会的な意味での共生には、個人や集団、地域から国家間に於いてまで、凡そヒトが存在する場面のすべてに必要不可欠な概念だ。

仏教用語である「中道」はまぎれもなく「共生」と同義語だと感じる。人は誰でも互いを尊重しあい、平和的に共存したいと願っているはずだ。しかし現実は自国の繁栄のために、他国に侵略して、土地や人、資源を奪い取ろうとする蛮行が横行し、自分の豊かさだけを追求するために他者を攻撃、排除する行為が正当化され、自身と異なるパーソナリティや民族、宗教、文化を持つ人々が迫害されている。

「共生」という言葉が取りざたされる遥か以前に、既に教えとして存在していた、仏教における「中道」。どんなにテクノロジーや文化が変化しても、そこに人が介在する限りは、普遍の教えである中道という考えを伝えている仏教のすばらしさ、革新性を一人でも多くの人々に伝えていくことが出来るような僧侶でありたい。

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