会員になると、僧侶と1対1で話す時間がとれます。入会のご案内はこちら

親を小さな葬儀で送り、後悔している――その後悔は、生きている間にできなかったことの裏返しです

親を小さな葬儀で送り、後悔している――その後悔は、生きている間にできなかったことの裏返しです

「親を小さな葬儀で送ったことを、後悔しています」

50代の男性の方から、こんなお便りをいただきました。

費用を考えて、親を小さな葬儀で見送りました。けれど、もっとちゃんと見送ってあげたかった。そう思って、後悔しています。

お葬儀に関するご相談です。費用のことを考えれば、小さなお葬儀を選ぶのは、決して間違いではありません。それでも、あとから胸に残るものがある。そのお気持ちは、よくわかります。

葬儀の大きさは、あまり問題ではない

実際のところ、お葬儀が大きいか小さいかは、あまり問題ではないと思うのです。

立派な葬儀をしたから、じゃあ故人は喜んでおられるかというと、あまり関係ないのかなと思います。

後悔の正体は、「もっとしてあげたかった」という思い

ここで出てくる後悔、心残りとは、どういうことなのか。もっとこんなことをしてあげられたのではないか、ああいうふうにしてあげたらよかった、という、あなたの心残りなのですよね。

それは、お葬儀が大きい小さいではなくて、生きておられる間に、もっとお話ができたのではないか、もっと楽しいところへ連れて行ってあげられたのではないか、もっと声を聞かせてあげられたのではないか。そんな後悔の裏返しなのだと思います。

いま、できること

親御さんはもう、故人になられました。今からどうこうできることではありませんよね。

ですから、今からできることは、毎日のご供養です。朝夕、故人に向かって手を合わせる。そして、ご自分の思いを、お母様やお父様と、ちゃんと共有していく。それが、今からできることだと思います。

後悔を残さないために、生きている間に

何よりも、この動画を見てくださっている他の皆様にお伝えしたいのは、お亡くなりになってからでは遅いのだ、ということです。

生きておられる間にできること。生んでもらった恩、育ててもらった恩を、生きておられる間に返していくこと。それが、最後に後悔を残さないことなのではないかと思います。

お亡くなりになった後にできることは、やはり、手を合わせることしかできません。ですから、今できることを、しっかり見つめてみてください。

ひとりで抱えこまないで

後悔の気持ちは、時間がたっても、ふとした時に顔を出しますよね。うまくいかない日があっても大丈夫。ひとりで抱えこまず、そっと話してみませんか。登録も利用も無料で、いつでもやめられます。

▷ 公式LINEで話してみる

この記事をお話しした人

竹下暁蓮(たけした ぎょうれん)
ヨガを続けながら仏門へ。病と、大切な人の喪失を経て、あなたの今に寄り添う僧侶。

約550年つづく浄土真宗のお寺・慈徳山 得藏寺が運営する、誰にでもひらかれた、やさしい仏教の入口「仏陀倶楽部」でお話ししています。

▷ 生きている人に関わる僧侶へ——竹下暁蓮さんが、僧侶という生き方を選ぶまで

監修者 「愛葉 宣明」

僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。

信念は、「人生を変えるのに修行はいらない」

愛葉宣明 著 『仏陀経営』ほか
コラム一覧 → こちら