「子どもが、学校に行けなくなりました」
40代のお母様から、こんなお便りをいただきました。
子どもが学校に行けなくなりました。育て方を間違えたのではないかと、自分を責めてしまいます。
育て方が間違っていたから、ではありません
決して、ご自身の育て方が間違っていたから学校に行けなくなる、というわけではないと思います。
学校に通っているうちに、楽しく通えなくなって、行きたくなくなってしまった。もちろん、そこにいじめがあったのかもしれませんし、何か予期せぬ、不快なことがあったのかもしれません。
何が何でも学校に行かせなきゃいけない、ということはない
何が何でも学校に行かせなければいけないかというと、多分、そうではないと思うのです。それなりの教育は、お家でもできると思います。
ただ、何が問題かというと、やはり引きこもってしまうことだと思います。
そうではなくて、学校を休んでも、お母さんと楽しい時間を過ごしながら、お母さんがいろんなことを教えていく。そういうやり方も、全然ありだと思います。
学びの場は、ほかにもある
一般的な学校に行けなくなったお子さんでも通える、フリースクールのような場所もあります。
最近、私が聞いて「いいな」と思ったのは、「森の学校」のようなものです。大自然の中で、先生が一人もいなくて、子どもたち自身がいろいろと組み立てていく。そんな教育プログラムもあるそうですね。
ですから、何が何でも今の学校に行かせなければ、ということは決してないと思います。
自分を責めても、解決にはならない
ただ、お母さんが自分を責めてしまう、そこのほうに問題があるのです。「自分が悪いのではないか」と責めても、何の問題の解決にもなりません。
それよりも、じゃあこれからどうしていけばいいのか、というほうに意識を向けていただいたほうが、ずっと建設的です。
親が子どもにできること
結局、私も子どもがいますが、私たち親が子どもにできることは何かというと、子どもが育ったときに、愛される子になるか、人と上手くやっていける子になるか、というところだけだと思うのです。
学校に行けなかったから、勉強ができなかったから、ということではなくて、この子がいかに愛される子になるかに重きを置いていただいたら、学校に行けないことは、そんなに問題ではないのかもしれません。こんなに無責任なことを言ってしまいますが、そんな問題ではないのかな、と思います。
子どもさんにとって今いちばん必要なもの。それをきちんと話し合ったうえで、与えていってあげるのがいいのかなと思います。
素敵な親子関係を、ぜひ結んでいってもらえたらと思います。
ひとりで抱えこまないで
お子さんのことで自分を責め続けていると、心が休まる間がなくなってしまいます。うまくいかない日があっても大丈夫。ひとりで抱えこまず、そっと話してみませんか。登録も利用も無料で、いつでもやめられます。
この記事をお話しした人
竹下暁蓮(たけした ぎょうれん)
ヨガを続けながら仏門へ。病と、大切な人の喪失を経て、あなたの今に寄り添う僧侶。
約550年つづく浄土真宗のお寺・慈徳山 得藏寺が運営する、誰にでもひらかれた、やさしい仏教の入口「仏陀倶楽部」でお話ししています。
















僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。
信念は、「人生を変えるのに修行はいらない」
愛葉宣明 著 『仏陀経営』ほか
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