「親がだまされたのに、責めてしまいました」
50代の女性の方から、こんなお便りをいただきました。
母が電話の詐欺にあい、お金をだまし取られました。「なんで気づかなかったの」と責めてしまい、後悔しています。
詐欺の被害は、まだ続いているようですね。これだけ注意が呼びかけられていても、なかなか減らないものなのだと、ちょっとびっくりします。
いちばん後悔しているのは、ご本人
だまされたお母様がいちばん後悔しているのは、きっとご本人だと思うのです。「なんでこれに気づかなかったんだろう」と。
そして、気づかないから詐欺なんですよね。気づくほど簡単にはできていないのだと思います。
責めてしまった後の後悔は、本当に辛い
「なんでお母さん、気づかなかったのよ」と責めてしまった。そのあとの後悔は、本当に辛いものですよね。もう少し優しく言えたのではないか、お母さんがいちばん辛いのに、なんで私は意地悪なことを言ってしまったのだろう、と。
言ってしまったことは戻らない。大切なのは、これから
言ってしまったことは、もう帰ってきません。ですから、これからお母様にどんな言葉をかけていくかのほうが、大切だと思います。
まずは、**「あの時あんなこと言っちゃって、ごめんね。お母さんのほうが辛かったね」**と、寄り添ってみること。そこから、また関係はやわらかく戻っていきます。
まめに連絡を取り合うことが、いちばんの守りになる
お母様がお一人でお住まいだからこそ、こういうことが起こってしまったのかもしれません。これからは、まめにご連絡をして差し上げてください。
そして、「私やお友達以外から、怪しいなと思う電話がかかってきたら、必ず一回私に連絡してね。私がちゃんと対応するからね」と伝えておく。そうすれば、お母様も安心なさると思います。
いかに密に連絡を取り合うか。それが、こうした被害からお母様を守って差し上げられる、いちばんの対策なのかなと思います。何があるかわかりません。だからこそ、密に連絡を取り合うことが、とても大切です。
ひとりで抱えこまないで
親のことで後悔を抱えていると、胸が重くなりますよね。うまくいかない日があっても大丈夫。ひとりで抱えこまず、そっと話してみませんか。登録も利用も無料で、いつでもやめられます。
この記事をお話しした人
竹下暁蓮(たけした ぎょうれん)
ヨガを続けながら仏門へ。病と、大切な人の喪失を経て、あなたの今に寄り添う僧侶。
約550年つづく浄土真宗のお寺・慈徳山 得藏寺が運営する、誰にでもひらかれた、やさしい仏教の入口「仏陀倶楽部」でお話ししています。

















僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。
信念は、「人生を変えるのに修行はいらない」
愛葉宣明 著 『仏陀経営』ほか
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