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お客さんに怒鳴られるのがもう怖い――怒りは「受け取らない」という選択をしていい

お客さんに怒鳴られるのがもう怖い――怒りは「受け取らない」という選択をしていい

「お客さんに怒鳴られるのが、もう怖いです」

30代の女性の方から、こんなお便りをいただきました。

接客の仕事をしています。毎日のようにお客さんに怒鳴られて、だんだん、自分が悪いのかもしれないと思い始めています。

カスタマーハラスメントが、問題になっていますね。ずいぶん前から言われていることです。いつも怒っている人、というのは、いるものです。そんな方に毎日怒鳴られている方から、ご相談をいただきました。

あなたのせいでは、決してありません

まず、はっきりお伝えしたいのは、あなたのせいでは決してないということです。

お客様が怒っていらっしゃるのは、その人の問題です。あなたが悪いとか、悪くないとか、そういうことではないのです。

怒っているのは、思い通りにならないことに腹を立てているだけ

少し自分の思い通りにならないことに、腹を立てているだけです。その腹立たしさをぶつける相手がいないので、接客をしている方にぶつかってくる。それだけのことなのです。

きっと、多くの接客のお仕事をなさっている方が、同じことで悩んでいらっしゃると思います。人の怒りの感情なんて、聞きたくないですよね。

聞いても、受け止めない。受け取らない

でも、それがお仕事だから仕方がないと思って、そこは、いったん切り離していただきたいのです。聞いても、受け止めない、受け取らない。 これがとても大切です。

お釈迦様も、こうおっしゃっています。その怒りを受け取るから、あなたのものになるのだ、と。受け取らなければ、怒っている人はそれを持ち帰らなければならないのだから、返せばいい。もっと丁寧におっしゃっているのですが、ざっくり言うと、こういうことです。

受け取ってしまうと、あなたのものになってしまいます。だから、受け取らないという選択をしていただくことが、とても大切です。

仕事のあとに、心を戻す

とはいえ、毎日毎日聞いていると、心もだんだんすり減ってきます。

お仕事が終わったあとに、気分転換として、何か自分の好きなものを取り入れてみてください。好きな音楽を聴いてみる、自然の中に身を置いてみる。自分なりのリセット方法を考えてもらうといいと思います。

「役を演じている」と思ってみる

私たちは、日々、役割を演じています。だから、自分は女優だ、俳優だというつもりになって、「今日はこの役に徹するんだ」と、その役割を演じてみてください。感じ方も変わってくると思います。

嫌なことを聞き続けるお仕事、本当にご苦労様です。でも、「これは、ただの仕事だ。今は私は女優だ」というふうに、少し感覚を切り替えて、対応していただけるといいですね。頑張ってください。応援しています。

ひとりで抱えこまないで

仕事の場で怒りを受け続けると、心がすり減ってしまうものです。うまくいかない日があっても大丈夫。ひとりで抱えこまず、そっと話してみませんか。登録も利用も無料で、いつでもやめられます。

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この記事をお話しした人

竹下暁蓮(たけした ぎょうれん)
ヨガを続けながら仏門へ。病と、大切な人の喪失を経て、あなたの今に寄り添う僧侶。

約550年つづく浄土真宗のお寺・慈徳山 得藏寺が運営する、誰にでもひらかれた、やさしい仏教の入口「仏陀倶楽部」でお話ししています。

▷ 生きている人に関わる僧侶へ——竹下暁蓮さんが、僧侶という生き方を選ぶまで

監修者 「愛葉 宣明」

僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。

信念は、「人生を変えるのに修行はいらない」

愛葉宣明 著 『仏陀経営』ほか
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