はじめに:なぜ僧侶になったのか
皆さん、こんにちは。突然僧侶になった私(愛葉)の決断に、周りの人は驚いたことでしょう。でも、この決断には深い理由があるんです。それは、仏教とは無縁だった私自身が、実社会での苦悩を仏教、特に親鸞の教えによって乗り越えられたからなんです。
浄土真宗と親鸞:誰もが救われる教え
親鸞の生涯:9歳で僧侶に
浄土真宗は、鎌倉時代の僧侶・親鸞によって開かれた仏教の一派です。親鸞は9歳で僧侶となり、20年もの間、比叡山で修行を重ねました。
浄土真宗の最大の特徴は、その間口の広さにあります。難解な哲学や厳しい修行は不要で、「誰でも救われる」という教えが核心なんです。
私の人生:苦悩から仏教へ
幼少期:いじめと自己否定
私の子供時代は決して平坦ではありませんでした。引っ込み思案で、クラスメイトから突然無視されるいじめを経験。「このまま死んでしまおうか」と本気で考えたこともあります。
実は、いじめの問題は現在も深刻です。文部科学省が2022年10月27日に公表した「2021年度(令和3年度)児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」によると、小中高等学校でのいじめの認知件数は約61万件。多くの子供たちが今も苦しんでいるんです。
成功の虚しさ:お金では埋まらない空虚
中学では反抗期を迎え、高校では仏教に触れましたが、当時はその意味を理解できませんでした。その後、車のセールスマンを経て起業。新聞に「新進気鋭の経営者」として取り上げられるほどになりました。
ビジネスで成功を収め、高級車やブランド品に囲まれた生活。でも、お金が増えれば増えるほど、むしろ不幸な気持ちになっていったんです。
これは私だけの経験ではありません。内閣府の「国民生活に関する世論調査」(2023年)によると、収入が増えても「幸福である」と感じる人の割合は必ずしも増加しないんです。
転機:仏教との再会
海外経験からの気づき
海外でビジネスを展開する中で、外国人の友人から仏教について質問されることが増えました。それがきっかけで、改めて仏教を学び始めたんです。
そこで、親鸞の「誰でも救われる」という教えは、自己否定の強かった私の心に深く響きました。仏教、特に浄土真宗の教えを通じて、人生の見方が大きく変わったんです。
まとめ:仏教が教えてくれたこと
仏教との出会いは、私に新しい人生の視点を与えてくれました。お金や社会的成功だけでなく、内面の平和と他者との繋がりの大切さを教えてくれたんです。
皆さんも、人生に悩んだときは、仏教の教えに耳を傾けてみませんか?2500年の歴史を持つ仏教の智慧は、現代を生きる私たちにも、きっと新しい気づきを与えてくれるはずです。

















僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。
信念は、「人生を変えるのに修行はいらない」
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