自分で自分を評価する方法
SNSが全盛の現代は、他人の評価に取り囲まれています。
そのため、自分の行動を決める基準が「他人の評価」になりやすい。
「オシャレだと思われたいから、カフェに行く」
「“リア充”と思われるために、旅行に行く」
こうした休日の過ごし方くらいならまだしも、
「親が安定した職に就けというから公務員になる」
「世間で成功していると思われたいから、大企業に入る」
など、人生を決める重大な決断でさえ、他人の価値観をそのまま受け入れてしまっている人が少なくありません。
「他人の評価」を気にしすぎると、自分の心の声に気づけなくなり、他人や世間の価値観の中で生きることになってしまいます。
これでは、自分の人生を、そして今をよりよく生きるのとは正反対の道を歩んでしまいます。
人の評価は、いくら努力しても自分でコントロールすることはできません。
評価を上げることに力を注ぐのではなく、自分のやりたいこと、できることに集中したほうがいいのです。
仏教史上「最もわきまえなかった」僧侶である親鸞は、お坊さんのあるべき姿などわきまえず、人の評価に左右されることもありませんでした。
僧侶は、厳しい戒律を守り世俗から隔絶されて修行を積むのが当たりまえだった時代に、公式に結婚して4男3女をもうけ、肉食していることも隠しませんでした。
そして、平均寿命が30年という時代に、なんと90歳にも及ぶ、充実した生涯を過ごしたのです。ボクは、他人の評価を気にするくらいなら、自分で自分を評価すればいいと思って います。
自分を評価するときの一つの方法は、昨日より変化したかです。
仕事で新しい企画を提案した。今日は新しいレシピにチャレンジした。どんなに小さなことでも構いません。
うまくいったとか、うまくいかなかったとかは関係ありません。大げさなくらい、自分で自分をほめてあげればいいのです。