ボクは、ある日突然、お坊さんになりました。
身近な人たちからすれば、なんでいきなりお坊さんになったのか、動機も理由も まったくわからず、ほんとうに唐突だったと思います。
でも、お坊さんになってから、ボクの人生は大きく変わりました。
お坊さんになり、僧侶という生き方を“自分ごと”にしたことによって、仏教の合理的な教えから受け取った恩恵は計りしれません。
その生き方を、いま頑張っている全ての人たちに少しでも伝えたくて日々活動しています。
宗教心とは
生きているとさまざまな悩みが尽きません。
- 日々の生活に追われて、将来がやみくもに不安。
- 職場や家庭で、自分の居場所が見つけられず寂しい。
- 夢もなく、人生をどう生きてよいのか決められない。
こんなふうに人生に迷ったら、よりよく生きるための指針として仏教の合理的な教えを活用 してほしいと思います。
「えっ、今さら仏教なんて、何の役に立つの 」 とあなたは思ったかもしれません。
現代の日本では「自分は無宗教」と考える人が少なくありません。
でも実は、海外では「何の宗教も信じていない」というと、価値観や判断基準の定まらない「アブナイやつ」と思われることがほとんどです。
なぜなら、グローバルスタンダードで考えられている「宗教心」とは、日本人が考 える「倫理観」と同じ意味を持っているからです。
またボクは、日本人であれば多くの人が、目に見えない存在を敬う心を持っていると考えます。
- 新たな年を迎えたら、初詣に行き神様に無事を祈る。
- 神様とともに楽しむ「お祭り」で日常生活にメリハリを取り入れる。
こうして、多くの人は無意識のうちに、信仰心を日々の暮らしに生かしているので すから。
仏教は人生のガイドブック
仏教は、人生で迷ったり悩んだりしたとき、どうするべきかを見つけ出すガイドになってくれる教えです。
もちろん、仏教を2500年前に始めたお釈迦様が、現代に生きているわけではありませんので、あなたの悩み一つ一つに答えを出してくれるわけではありません。
でも仏教は、生きている人間に起こり得る、普遍的な悩みの解消術として2500 年の間、時代に合わせて洗練されてきた教えです。
どんな悩みにも対応できる真理が、今をよりよく生きるために役立つのです。
仏教は、楽しく、とてもおもしろいモノなのです。
ただそうはいっても、今も昔も、仏教の教えや偉人について書かれた書籍は、山ほど発売されています。
また、ありとあらゆる仏教の教えについても検索すれば、各宗派、お寺ごとにインターネットで発信されているのを見つけることができるでしょう。
実際、物事の受け取り方は人それぞれです。
あなたの悩みはボクにとってはどうでもいいことかもしれません。
何が真実かもわかりませんし、自分が信じたいものを真実として生きる人がほとんどでしょう。
だからこそ、ボクはちょっと変わった切り口で仏教を伝え、少しでもいいので仏教に興味を持ってもらい、よりよく生きることに活用してほしいと思っています。
それがアナタも「お坊さんになりませんか」 ということなのです。