以前に心の変化にフォーカスした十二因縁の内縁起について書きましたが、 今回は十二因縁の外縁起について書きたいと思います。
外縁起は自分たちがどのように生まれて、肉体が変化(成長から老化)しなくなって行くのかを十二の段階に分けて説いたものになります。
【無明】 全ての根源で人生の意義を知らず、まだ知ろうともしない状態
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【行】 行いのことでここでは生前に行ったことを指し、この行が原因になり母体に宿る
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【識】 行を受けて体内に宿ることを指す。
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【名色】 母体の中で心身が発育する過程で生を受ける最初の心が生まれること(妊娠4週目程度)
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【六処】 6つの感覚器官(眼・耳・鼻・舌・身・意)が形成、発達し胎内で動き出す(出産するまで)
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【触】 外の世界に出て六処が外部と接触し、物事をはっきりと感じられるようになる。苦楽を感じず物事に触れる。(生後〜2,3歳程度)
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【受】 触の感覚がより発達し感受性が強くなる。それにより、外部との接触で苦・楽・不苦不楽が生まれる(5-15歳程度)
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【愛】 感情が芽生え、精神の発達、愛する心が生まれるが物質的欲求が強くなる(青年期)
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【取】 ますます欲望が強くなる時期(25-50歳)働き盛りですね。
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【有】 様々な悪業を作る、欲望、執着から未来に再び生まれる結果が定まる。積み重ねてきた 業のために未来の果報を有すること。
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【生】 次の世代への生を意味する。様々な苦楽の意識と認識(振り返るようなもの?)
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【老死】 老衰して亡くなる。
外縁起、内縁起という2つの側面から人間の一生、心身を説明できてしまう。
仏教は本当に奥が深くて面白いと感じます。
子供の成長や、自身が老いていく時にもこういうことを知っているだけで、 人生や生き方が違って見えるんだと思います。




















僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。
信念は、「人生を変えるのに修行はいらない」
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