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ママ友付き合いを通して

学校の保護者会役員を引き受けました。

当初はドラマでみるような、妬み嫉みが渦巻く”THEママ友”の世界をイメージしていましたが、
飛び込んでみると親切で気さくな方ばかりで、意地悪どころか、助けてもらったり教えてもらったり、有難いと感じる事ばかりで楽しくお付き合いしていたのですが、いつからか徐々に疲労感を感じるようになり、最終的には帰宅後に謎の涙が流れるぐらいに疲弊してしまいました。

最初はこうしたお付き合い特有の、表面的な会話の応酬に疲れたのだと思いました。

親という役割を背負って付き合っているため、互いにどうしても外せない建前や良識があり、結果、どんなに言葉を交わしてもただ情報が増えるだけで、その人自身に触れた感覚が持てなかったのです。
その人自身を知る瞬間に、人付き合いの価値や喜びを感じる私にとって、一般論や情報をやり取りするだけの時間が苦痛になるのは当然のことでした。

素敵な方ばかりで楽しかったので、うっかり自分がこういうお付き合いに向いていない事を忘れてしまっていた、これからは少しお付き合いを控えよう、我に返ったような気持ちでそう決めると気分はいくらかましになりました。

ですが最近になって、ふと気がついた事がありました。
それは心を開いた本音の会話がしたかったのなら、私が心を開いて本音を話せばよかったのだ、ということです。

相手に触れられなかったのは、私が相手に触れさせなかったから。
建前や良識を外さなかったのは、互いにではなく、私だった。

結局のところ私は自分を見せてしまうことで、親としての自分、ひいては自分の子が批判の対象になるのを恐れ、そしてその自らの恐れによって疲弊していたのでした。

「皆もっと本音で話せばいいのに」などとお門違いな事を考えていた自分が恥ずかしいですが、気がつけてよかったです。改めて自分が見ている現実は、自分の姿を表しているなと感じました。

保護者間だけではなく、職場や近所、親戚など様々な人間関係の中でも改めて気をつけたいと思います。

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