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あえて炎上させる

最近、PTA活動を炎上させています。

PTAというと、役員を選ぶ時期になると「やりたくない」の代名詞です。

昨今「PTAなんて必要なの?」と言われることも多くなり、PTAを廃止する学校も増えてきました。

我が小学校においても例外ではありません。
どちらかというと、会員である保護者の大半は「無関心」です。

会費を払い、ただ淡々と見えないところで消費され、そして1年を終える。
役員選出の渦中においては、じっとこらえて「当たりませんように」と天に祈り、
そして当たってしまったら「当たり障りなく過ごそう」と、期中1度も声を発することなく任期が過ぎ去っていくを待ちます。

そんな「じっと」できる性分ではない私にとって、PTAは「役目を見失った組織」だと考えていました。
何かの使命感にかられ、「あるべき姿に戻すんだ」と躍起になっております。いまも現行進行形です。

そんな中、じっとなんていっていられない事態が起きました。
ほほえましいことなのですが、とある部活動が大きな成果を上げ全国大会に出ることになりました。

聞いたときは「どういうこと?」とあまりピンときませんでしたが、その大会の歴史やトーナメントを勝ち上がった背景を聞くにつれて
「非常に素晴らしいことだ!地区を上げて盛り上げたい」と思うようになりました。それは、他のPTA役員も考えていました。

然しながら、学校、特に校長先生は「地区に報告するまでもない成果」として、地域に報告することなく、
困っていた全国大会の遠征費の工面を先生たちで何とかしようとしていたんです。

明らかに大きな成果であって、出場する子供たちにとっても大舞台・一生の思い出になること間違いなしなのです。
でも、学校との考えに隔たりが大きく、終いには役員vs学校の構造になってしまいました。

結局のところ「甲子園と同じで、地域のみんなが知ればみんなうれしいし、応援してくれる。
応援する気持ちをお金でしか表現できない人もいるんですよ。」という役員たちの言葉で、漸く学校・校長を動かすことができました。

結果として、地域から募金を募り遠征費を賄う動きに変えることが出来ました。

いろいろ勉強になった出来事ですが、とにかく私が考えたことは
・お互いの立場を理解する
・立場が違いすぎる場合は想像力を掻き立てる
ということです。

昨今の学校は、ある意味”萎縮”しています。
働き方改革・なり手不足・モンスターペアレント・予算不足…そしてコロナ禍です。

自分が小学校の頃を思い出すと、もっと先生は自由で保護者や地域の人含めて、ある種の共同体の中心でした。
でも、時代によってかかわりが減り、ある種の「組織」として学校が存在する状態です。

PTAとしては学校・保護者、そして地域の橋渡しの役目があると考えています。
何が先なのか分かりませんが、お互いの関係を希薄にしてきたからこそ、PTA役員の成り手が居なくなった原因の一つではないかと。

今回あえて「炎上」させて、学校にもPTAの存在を気づかせて、地域住民の顔が見えるようになった今、あるべき姿の第一歩を踏み出せたかなと思います。

課題はいろいろありますが、
立場の違い・その背景・そして「目指す姿」の確認をすることで、
良くなかった関係性を良い方向・同じ方向を向かせてシナジーを起こすことができると信じています。

愛の対義語は無関心、無関心にさせないように私自身も情報発信をしていこうと考えています。

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