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「現在を生きる 仏教入門」の用語から思ったこと4 仏教用語「色即是空」

般若心経、仏教用語と言えば、この用語というくらい、有名な言葉ですね。色々な人が、解釈をしていますが、その人のフィルターを通るため、その解釈の内容は少しずつ違います。

この言葉自体を作ったのは、玄奘三蔵になるんでしょうか。いずれにせよ、作者の真意は作者自身が解説を残していない限りわかりませんね。

個人的には、これは科学だな~と感じます。宗教は、基本、大いなる科学です。いまの科学の根底に横たわる、壮大な科学です。人間が証明できなかったりするから、宗教とかスピリチュアルとかいうカテゴリーに押しやられているだけです。

量子学などを突き詰めていくと、結局この世の物質は、すべて波動でできています。もっと言えば、光でできています。
私たちの知覚では、この宇宙のすべての波動のうち、ほんの少しのものしか感知できません。目に見えるものだって、可視光というほんの一部の周波数だけです。匂えるもの、聞こえるもの、触れるものも、ほんの一部でしょう。

この感知する器官がない限り、そのものはそこにないのと一緒です。そしてその存在していると感知しているものすら、本当にそこに存在しているのかは怪しいものです。それらは全て、単なる神の想念と言われています。実体としてそこに何かがある訳ではありません。

私たちがもっている創造力も、その神がもっている力と同じ能力です。

まとめると私たちは、何も実体として何もないものを、身体の器官で感じ取り、そこに何かがあると認識しています。これだけだと、学びとしてだから何?という感じですね。

私個人としては、かなり拡大解釈かも知れないですが、一番実生活に応用できるのが、「出来後の解釈」という考えです。

お金をなくす、うんこを踏む、振られる、仕事でミスをする。生きていれば、色々なことが起きます。しかし、それイコール嫌なことではないのです。嫌なことというのは、あなたの解釈の後に、出て来た感情であり、認識です。

出来事自体は、フラットであり、色がついていない、“空”の状態です。それに色をつけたのは、あなた自身なのです。

嫌だな~と思ったのは、あなたの問題なのです。逆に言えば、あなたの解釈さえ変えれば、
どんな出来事も、プラスに転じることができます。苦しみとはそういうことなのです。

私自身は、昔から「毎秒幸せ」をテーマに生きて来て、どんな一瞬でも不快な感情を感じたくないと思い様々な学びをしてきました。
そのときに、絶対的に必要なのが、解釈・意味づけを変えるということです。ネガティブな出来事は誰にでも大体平等に起きてきますから、それ自体は避けることができません。

例えば、雨が降ってきた。このこと自体はフラットな出来事です。それを「やった~」と思うか、「最悪!」と思うかは、あなた次第です。私も昔から、雨=ラッキー と思うように習慣づけてきたので、雨が降って来ても負の感情は、ふいにも出て来なくなりました。

これは脳科学的にも実証されています。これが私なりの、人生に役立つ「色即是空」です。こんなこと言ったら怒られるかも知れませんが、やっぱり仏教もひとつのツールです。人間が幸せに生きるための道具ですので、フレキシブルに応用させて、人類の役に立てた方が良いでしょ、って思います。禁じ手かもしれませんが。

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