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値上げで子どもに我慢させている――情けなく思わなくていい、「忍辱」を伝える機会に

値上げで子どもに我慢させている――情けなく思わなくていい、「忍辱」を伝える機会に

「値上げばかりで、子どもに我慢させている気がします」

30代の女性の方から、こんなお便りをいただきました。

値上げが続いていて、節約ばかりさせています。子どもに我慢ばかりさせているようで、情けなく思っています。

本当に、値上げが続いていますね。スーパーに行って少し買うだけでも、思わず驚くような金額になることがあります。

今までできていたことができなくなるつらさ

今までできていたことができなくなっていくつらさは、本当によくわかります。これまでのクオリティは保ちたいですよね。

けれど、これまで入ってきたお給料は変わらないのに、値段ばかりが上がっていく。そうなれば、我慢しなければならないこともあります。

お母さんも、お父さんも、我慢している

でも、お子さんにばかり我慢させているわけではありませんよね。お母さんも、お父さんも、ちゃんと我慢なさっています。これは当然のことです。

だから、情けないと思う必要は、まったくありません。

何でも与えることが、成長につながるでしょうか

逆に、何でも与えていたら、それは成長につながるでしょうか。つながらないですよね。

仏教の「忍辱」という言葉

仏教には「忍辱(にんにく)」という言葉があります。耐え忍ぶの「忍」に、屈辱の「辱」と書きます。言葉のとおりなのですが、私たちは、耐えてこそ強くなっていくものです。ずっとぬくぬくしたままでは、強くなれませんよね。

いい機会だと思ってみてください

だから、これは、お子さんに忍辱をしっかり伝える、いい機会だと思っていただけるといいのです。与えることだけが、いいわけではありません。

お子さんがやがて大人になって社会に出たとき、思うようにいかないことは、たくさんあります。その練習だと思って、みんなで一緒に、忍辱を楽しんでくれるといいですね。いい機会だと思ってみてください。

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この記事をお話しした人

竹下暁蓮(たけした ぎょうれん)
ヨガを続けながら仏門へ。病と、大切な人の喪失を経て、あなたの今に寄り添う僧侶。

約550年つづく浄土真宗のお寺・慈徳山 得藏寺が運営する、誰にでもひらかれた、やさしい仏教の入口「仏陀倶楽部」でお話ししています。

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監修者 「愛葉 宣明」

僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。

信念は、「人生を変えるのに修行はいらない」

愛葉宣明 著 『仏陀経営』ほか
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