2か月ほど前に出版された、仏陀経営を読みました。
書かれている内容は、前著の2冊をよりわかり易くかみ砕いた内容であり、特に仏教を意識しなくてもスッと心に入って行くよう、多くの例や解説が添えられています。
死、お金、仕事、人間関係など、多くの人の悩みの根源に関するテーマについて、章立てで書かれており、自分が今最も必要とする章から読んで行けます。
私の場合は早期退職について何年か悩んでおり、仕事の章を中心に、次にお金の章、人間関係の章と読み進めて行きました。
その中で特に印象に残った箇所は、「熟考するにはエネルギーが必要なので、悩んでいる方がラク」でした。
熟考して考え過ぎるから悩みになると思っていた私には、頭をガーンと殴られた気持ちになりました。
何度もこの章を読み返して行くうちに、悩んで頭の中が思考でグルグル回って動けない状態になったら、整理して現状把握して、そして何より大事なのは行動することだ!と気づきました。
本書のおわりにも書かれていますが、「ともかくうごこう」と言う事です。考えるのはその後でも良いのです。
タイトルである仏陀経営の経営とは、物事の筋を通してうまく働きかけて動かす事と辞書にありますが、今まさにこの経営が私には欠けていたのです。
思う通りにならない人生にこそ、深い味わいがあるとありましたが、これに納得するにはまだまだ時間がかかりそうですが、定期的に読み返して、その境地に近づいて行きたいと思いました。
日常生活にしっかりと向き合いながら。


















僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。
信念は、「人生を変えるのに修行はいらない」
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