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第二十六回「人生に対する意味付けを変えてみよう」

第二十六回「人生に対する意味付けを変えてみよう」

オーストリアの精神科医、そして心理学者であるアルフレッド・アドラーは、「人は同じ世界に生きるのではなく、自分が“意味付け”した世界に生きている」と言います。つまり、あなたの受け止め方次第で、住む世界は変わるということです。

仏教の基本的な教えの一つである「因果の道理」に照らし合わせれば、現状にネガティブな意味づけばかりしていると、報われない気持ちになるばかりでなく、同じようにマイナスの状況ばかりが訪れるのです。

私はこれをふまえて、どんなことでも自分に都合のいいように「意味付け」すればいいと考えて実践しています。たとえば、ギックリ腰になって、激痛で歩くのもままなり、その上肩関節まで痛くて腕が上がらなくなったときは、周囲からは「大変だね」「運が悪いね」などと言われていました。

でも自分では「ここで直せば、今後も元気でいられる、いい機会だった」と思い、落ち込むことはありませんでした。また以前に、事業を運営していたときには、毎日のようにトラブルに見舞われていました。しかし「ついてない」「なんで、自分ばかりこんな目に……」などと、「不幸」や「不運」として意味付けしませんでした。

これは、もっとうまくいくために、改善すべきことだな。どんなに大変でも、将来、笑って話せるネタになるな、などと「ラッキー」「自分はツイてる」と意味付けして、目の前に起きたこと一つ一つに真剣に取り組んできたのです。

何が起きても自分に都合がいいように意味付けすることで、自分の今ある状況で、いかに充実した日々を送ることが大切なのです

またもう一つ、意味付けを変えてみてほしいことがあります。それは、行動を起こしてミスをしたり、思うようにいかずに「失敗した」と思うときです。

人が何か行動を起こしたとき、すべてが理想どおりにうまくいくとは限りません。思い通りに行かないことが起きたとき、「失敗した」と自分を責めると、次に行動するのを恐れるようになります。

実際に、アメリカの心理学者の研究によると「いい結果を出したこと」をほめられてばかりいると、いい結果を出さないかもしれない選択(新たな課題にチャレンジする)は避けるようになると言います。

私たちは幼いころから、チャレンジしたときではなく、テストなどの成績がいい結果だったときばかり、ほめられてきたため、過剰に失敗を恐れるようになってしまったのでしょう。

しかし、失敗しないことより、何も行動を起こさないほうが人生において悔いが残りやすくなります。

「もし、自分があと1年以内にこの世を去るとしたら、何を後悔するか」をたずねた調査によると、最も多いのが「リスクを恐れずに、もっとやりたいことをやっておけばよかった」ということです。

死を目前にすると、失敗したことよりも何も行動を起こさなかったことを後悔するのです。

「人生最大の失敗は行動しないこと」と言ってもいいくらいです。ミスを犯したときは「失敗」ではなく、「そのやり方ではうまくいかないとわかった」と意味付けすればいいのです。 先の「もし、自分があと1年以内にこの世を去るとしたら、何を後悔するか」をたずねた調査によると、多くの人は「他人の期待に沿うのではなく、自分の人生を歩めばよかった」と後悔すると言います。失敗を恐れずに行動し、自分の人生を歩むことで「幸福だ」と感じることが増えていくのです。

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