誰であっても僧侶になれる「得度」への道をご用意しております

第十八回「厳しい修行はゼロで大丈夫です」

第十八回 「厳しい修行はゼロで大丈夫です」

今を生きる人たちに、もっともっと仏教の教えを役立ててほしい。だから私は、仏教を本当に必要とする人たちのために、修行はゼロで得度できるようにしています。「お坊さんになるなら、仏教とは何かをしっかり学び、信仰を深める必要があるでしょう?」 とほとんどの人は考えます。

宗派によっては、基礎的な教義や儀式作法を習得しなければ、僧侶として認められないこともあるでしょう。また「得度」という儀式を行ったあとには、お寺で決められた生活をしたり、厳しい修行をしたりしなければならないと考える人も少なくありません。

得蔵寺では、必要な書類をそろえていただき面談を行うだけで、基本的には得度をすることができます。たとえ手続きは簡素でも私は自信を持って、親鸞の教えをもとに心のあり方が変わり、自分もまわりも幸せにできていると言うことができます。

親鸞は、修行ができる環境にある人、もしくは修行をする気力を持ち合わせている人だけが幸せになれるわけではないという信念を持っていました。また、修行はいらないだけでなく、厳しい戒律を守る必要もないと言っています。

なぜなら、人は誰でも、日々生きるだけで修行をしているからです。毎日起きるさまざまなできごとに、人の心は惑います。なんとかして心を整え、知恵を磨いて生き続ける。それこそが修行であり、飲まず食わずでひたすら歩いたり、滝に打たれたりする必要はないのです。

「得度」は特別なことではありません。失うものは何もありません。仏壇や壺などを買う必要もありません。ではなんのために私は「お坊さんになろう!」と提案しているのか。それは、忙しい現代人がよりよく生きるための指針の一つとして、親鸞の教えは究極にシンプルであり役に立つと考えているからです。

得蔵寺で得度をした人の一人に、お笑い芸人のアントキノ猪木さんがいます。アントキノ猪木さんは、得度をしてから生き方が大きく変わったと言います。「お笑い芸人」という立場で会うのとは異なり、まわりの人とホンネのコミュニケーションが取れるようになったそうです。

また、自分とまわりの幸せはもちろん、世の中全体の幸せを考えるようになった。だからアントキノさんは、芸人としての仕事を続けながら、東日本大震災の被災地で法要を行うなどの僧侶としての活動も精力的に行なっています。

そのほか、親鸞の教えを仕事に生かして、事業を拡大している経営者もいますし、人生経験豊かな女性もいます。得度をしてお坊さんになってみただけの人もいれば、メディアを使って幅広く人々の相談に乗ろうとしている人もいます。

親鸞が、どんな立場の人でも仏教の教えが役に立つと考えたように、うちでも、お坊さんになるために条件はありません。仏教に興味があり「おもしろそう!」と思うのであれば、ほんとうに誰でもお坊さんになれる資格はあるのです。

得度をしても失うものは何もありません。長い休暇をとって修行をしたり、髪の毛を剃る必要はありません。肉や魚を制限することもなければ、お酒だって普段通り飲んで構いません。好きな人とデートしたり家族で出かけたりすることもできます。これまでの生活とまったく変わらずに暮らしながら、得るものはたくさんある。それが得度をするということなのです。

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