「あなたはもっと報われてもいい」p20「若さや美しさにこだわる」を読んで。
都内で美容師をしています。
お客様から注文される事が多い事例があります。
年配の大人女性に多いのですが、「若々しく見せたいから前髪を作りたい」。
この事は、高校生に見られたいからセーラー服を着たいと同じ事だと思います。
(ちなみに若作りすると余計に老けて見えます。)
人間は必ず老いていくものです。
前髪やセーラー服が、心の底から好きなのであれば否定はしません。
ただそれが、若く見せたいのであれば、それは若さへの執着。
気持ちはわかります。
でもそれは、老いへの否定だと思います。
老いを否定するのではなく、受け入れる。
そして、美しく年を重ねていく。
そうすれば、心も晴れて、余裕が出てくるのではないでしょうか。
執着を無くして大人の余裕をだす。
仏陀の言葉を借り、執着を捨て真の幸福と自由を、美容師として伝えていきたいです。