誰であっても僧侶になれる得度への道をご用意しています。

第二十三回「一般常識にとらわれずに生きるコツ」

第二十三回「一般常識にとらわれずに生きるコツ」仏陀倶楽部

健康、人間関係、仕事・お金と悩み……
人生において大切なことについて、自分で判断しているように見えて、実は判断させられていることが少なくありません。その最たるものが、「一般的な常識」と呼ばれるものです。

常識とは「多数の人が共通して“あたりまえ”と認める考え」のことですが、常識は時代や地域によって変化します。たとえば、以前は、部活や運動の最中には水を飲まないのが「常識」でした。それが今では、水を飲まないと脱水症状や熱中症の危険があることがわかっています。

また、「常識」とは、単なる多数意見にすぎません。多くの人が信じているからといって、正しい、もしくは間違っているとは限らないのです。私たちは、子どもの頃から多数決でものごとを決める習慣があるため、「賛成する人が多いほうが正解」だと思いがちです。

でも、歴史を振り返ると、大勢が信じていたことがのちに覆ったことなど、たくさんあります。したがって「常識的」になろうとしすぎると、ますます自分で判断する力を失ってしまいます。

第二十三回「一般常識にとらわれずに生きるコツ」

一般常識のような、自分の外側にあるものに気をとられてしまう大きな要因の一つに、日本人の「まわりを気遣い“空気を読む”国民性」があります。もちろん、人が嫌がることをせず、周囲に気遣うことのいい面もあります。衝突を避けて、集団の中で安心感を得て過ごすことができるでしょう。

しかし、常に「まわりと同じ」を意識していると、自分はほんとうは何がしたいのか、どうなりたいかが見えなくなります。そして、自分の内側にあるほんとうの望みを無視して叶えてあげないから「報われない」気持ちが強くなります。

自分ではコントロールできないものに振り回されない、自分の外側の何かに人生をまかせていては、現状は変わりません。そこで、意識のスイッチを、外側から自分の内側に切り替えることが必要です。その結果、自分を幸せにしてあげることができるようになります

そうは言っても、瞬時に意識を変化させるのは簡単ではありません。結婚して子どもができる、重篤な病気になる、リストラされるなどの、人生において、めったにない体験をすれば、考え方を変えるチャンスとなるでしょう。

しかし、ほとんどの人にとっては「人生を変えたい」と思うタイミングと、人生の変化が重ならない場合のほうが多いはずです。そんなときにオススメしたいのが、余分な何かを「やめる」ことです。

多くの人は、自分の人生をよりよくしようとするとき、勉強したり、たくさん努力したり、ほしいものを手に入れたりなど、何かをプラスしていくことばかり考えます。能動性はつねに見返りを求めてしまいます。そして、期待したものが得られないとき、「報われない」気持ちになってしまうのです。だからこそ、身にまとった余分な荷物を少しずつ下ろしていくことで、頭がスッキリするはずです。すると、自分にとって何が心地いいかが少しずつ見えてくるでしょう。

「外側の何か」に振り回される行動をやめてみる。自分ではコントロールできないものにこだわるのをやめると、自分の軸がはっきりとしてきます。

仏陀倶楽部では、 こうした日々の迷いや立ち止まりを、

一人で抱えずに言葉にする場があります。

監修者 「愛葉 宣明」

僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。

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