私がなぜ僧侶になろうと思ったか?人としての成長に限界を感じてきたからなんです。
不動産の仲介の仕事は、好きでした。いろんな人と接し、いろんな人のお役に立ててきたと思います。しかし、そのいろんな人のお役には立てても、その人たちが悪人(色んな考えをされています)であっても、決して考え方を変えるような影響は与えられませんでした。
あくまでも、ご希望に沿う仕事ですから。う〜ん。そんな都合の良い考えではダメだなぁ、などと思いながら・・・・せいぜい、距離を置く。お客様にしない。所謂、関わらない。ってことでした。
それではどうしても世界は狭くなる。(この世が良くならない)考え方に良い影響を与える。(この世が良い世になるように)商売はどこまでいっても『人づくり』なのです。愚かな人がやる仕事はいつか破綻します。(歴史が語っています)山一、豊田商事、最近ではビッグモーターなど・・・・
愚かな人を愚かではなくする。そのためにはまず、自分が人として学ばなければなりません。
何を学ぶか?人とは?生き方とは?普段から何気なく考えていました。その結果、宗教なんだろう・・・・と。その宗教となれば自分は仏教。そして自分の先祖代々の『浄土真宗』となりました。
私の名前は『正信』です。奇しくも『浄土真宗』宗祖親鸞聖人様が著された『正信念仏偈』の『正信』なのです。父母から聞いた名前の謂れとは違いますが・・・・正しい信心ということだそうです。
こんな私も、学べば少しは人として成長できると思います。そして学んだことを私の周りの人たちと共有したいと思います。この思いを大切に日々学ばせていただきたいと思います。