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他力本願の勘違い

仏教の勉強を改めて始めてから「他力本願」という言葉の意味の解釈を完全にはき違えていたと気付きました。

私は元々、何でも自力で頑張るという生き方、在り方が根強かったので、人に任せる、人に委ねる、出来ないとはっきり伝えるということがとても苦手でした。

そういった強い自我は、過去の様々な辛辣な経験の中で出来てしまったものでしたが、自分のことを苦しめている原因であることも、自分で理解もしていました。

この自我を手離していこうとする時に使っていたのが、他力本願という価値観です。

自力で何でも頑張ろうとする在り方の苦しさは、他力を利用することによって手離すことが出来ると思い込んでいました。

他力とはまさに読んで字のごとくですが、「自分ではない他の人」という解釈です。

でもこの他力とは実は阿弥陀様のお力のことで、阿弥陀様にお願いする、おすがりする、委ねるという在り方だったんですね。

これまでも神仏への信仰は強い方だったと思いますが、正直、ここまでの思いを持っていたかと聞かれれば、ノーかもしれません。

そもそも、神仏の御加護や応援などは常に感じ、それに感謝の思いもずっと持っていますが、神仏に対して解決を望むことや夢や希望を叶えてもらうなど、100%の依存に近い思いを持ったらダメだと思っていましたから。

これまた私なりの勝手な解釈かもしれませんが、阿弥陀様という存在は、宇宙と同意なのかもしれないと感じています。

今後はもっと意識的に、阿弥陀様を身近に感じながら生きていきたいと思うようになりました。

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