あなたが一番欲しいものはなんでしょうか。
つき詰めると、どの人間も同じものに行き当たります。
お金、名誉、権力なんてものは、結局ツールにしか過ぎません。あなたが一番欲しいものは、究極的には、「幸せ」や「心の安寧」などと、なるのでしょう。もっと深掘りしたら、「神との一体感」となるやもしれません。
お金があったら、それが得られるかも知れない。
人々はそんな幻想を元に、「お金の魔力」に取りつかれています。
でも、あなたが本当に欲しいものは、自分の外側には絶対にないのです。たくさん外側を探し歩いたときに、ようやく人々は気づきます。
「私が一番欲しかったものは、私の外側には落ちていなかった」
「実は、私の内側にあったんだ」
「探さなくてもそもそも最初から持っていたんだ」
という事実にです。
そして人々は、今までしてきた努力が無駄だったことに気づき、馬鹿らしくなって、笑い出すのです。
あなたが欲しかったものは、頭で考えていっても見つかりません。考えて考えてみつかるものと思ったら、絶対にみつけることはできません。
思考のリードには限界があるのです。
ただ感じるのです。感じることでしか、本当に欲しかったものにたどり着くことはできません。
『もっとも長い旅路は、自分の心に向かう旅路である。』
― ダグ・ハマーショールド ―
(スウェーデン経済学者)
― ダグ・ハマーショールド ―
(スウェーデン経済学者)
欲しかったものを見つける道は、決してたやすい道ではないです。ただ、「自分の外側にはない」と知ることは、とても大切なヒントになるでしょう。