「あなたはもっと報われていい」を読んで。
この本では、『苦しいことばかりのこの世で、どうやって苦しみから解放されて楽しく生きることができるか』を仏教、浄土真宗の視点から優しく説いて下さっています。
この世は「一切皆苦」であり、理不尽がまかり通っている事は、47年間の自分自身の人生を通じても痛感しています。
人生は努力をしても思い通りならないものであるとの前提で、今のあるがままの状況を受け入れ、ありのままの自分で生きることを肯定し、過去の全てが今の「肯定した」自分を形成するために必要なことであると意味づけること、で自分の人生が報われていると再認識出来ました。
この判断には他者との比較、他人からどう見られるかという「相対的」基準ではなく、自分自身がコントロールできる「絶対的」なことのみに意識する事が必要である事も、腑に落ちました。
本日から死に至る日まで、自分自身の楽しいこと=幸せを追求し、阿弥陀さまの本願力(果てしない昔から、私たちを苦しめてきた無明の闇を破り、どんな人をも絶対に幸福にする力)である「他力本願」を拠り所に「南無阿弥陀仏」を唱えて参りたいと思います。