愛は、仏教では愛着の意味合いで使われることが多く、煩悩の一つとされます。
そして、仏教の愛にはつぎの5つがあります。
- 自己・血族・親族に対する「愛」
- 他者に対する「親愛」
- 特定の個人に対する「欲愛(恋愛)」
- 性的な「愛欲」
- 病的・盲目的な執着の「渇愛」
「愛」は「ものをむさぼり、それに執着する」や、「欲望の満足を求める心情」を意味する言葉になります。
心の執着を離れることを一大目標にしている仏教にとって、「愛」はまさに煩悩の一つであり、「離れるべきもの」なのです。
キリスト教は「愛」の宗教といわれますが、仏教においてキリスト教の「愛」に対するものは、「慈悲」という言葉になります。
愛の裏側には「憎しみ」があります。
愛が深くなればなるほど憎しみが増しますが、慈悲においては他に対して与えるだけの「無償の愛」になります。
「無償の愛」とは見返りを期待しないという慈悲の心です。




















僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。
信念は、「人生を変えるのに修行はいらない」
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