書いた人:レーン由香
別居中の夫の退職をきっかけに、養育費や家計への不安が一気に現実味を帯びてきます。そんな中で、極端な節約に走るのではなく、今ある暮らしを見直しながら「中道」と「小欲知足」を日常に重ねていきます。本レポートでは、無理をせず、今できる範囲で満足することの実感が率直に綴られています。
不安の中で、まず現状を見る
別居中の夫が仕事を辞めて、まだ次が決まっていないので、「養育費がなくなるかも、減るかも」「仕事を増やさなければいけないかもしれない。どこまで節約できるだろう」と、しばらく不安で落ち着きませんでした。
でも、私が不安になったところで夫の新しい仕事が決まるわけでもありません。
私もパートですが仕事はしているので、あれを辞めよう、これを辞めようと極端に節約するのもストレスになるし、夫への変な怒りが湧いてしまいそうです。
そこで、ひとまず現状を把握し直し、無理のない立て直しを考えてみました。
「中道」と「小欲知足」を暮らしの中で
それは、まさに「中道」と「小欲知足」。
100を0にするような極端なことをする必要はなく、趣味の食べ歩きも完全に辞めるのではなく、予算を減らして、その中で満足のいく時間を過ごす。「中道」です。
外食ランチをしない代わりに、家にあるもので作り、お店並みの盛り付けにして気分を上げる。私は料理が得意なので、最近は一人時間のランチを家でも十分楽しんでいます。これが「小欲知足」です。
息子にかかるお金は、節約できるところがあまりありませんし、現状を維持してあげたいので、私の趣味を少し控えるしかありません。
でも、思ったよりも平気です。もちろん、余裕ができればもっと行きたいのは山々。でも、今できる範囲の精一杯で十分満足できています。
今できる範囲で暮らしていく
夫も今後、仕事をしないわけにはいかないでしょうから、しばらくは今まで頑張った分のホリデーとして、ゆっくりしてもらう。また、私たちではなく息子のためにも、新しい職場で頑張ってほしいところですが、どうなるでしょうか……?
毎日のように、事故などで亡くなっている人がいるというニュースを見ると、改めて毎日何事もなく無事に過ごせている奇跡に感謝しなくては、と思います。
仏教を学んでいて良かったと思う日々。まだまだ、あれこれ考えて悩んでしまいがちですが、ほどほどにして、今日、明日を丁寧に生きるしかないと思いました。
きっと大丈夫です。
南無阿弥陀仏。



















僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。
信念は、「人生を変えるのに修行はいらない」
愛葉宣明 著 『仏陀経営』ほか
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