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斉藤孝著 歎異抄を読んで

親鸞さまのお教えやお考えを知りたいと思い、歎異抄を読んでみました。
とは言え、原文は私にとって読みにくく、2冊ほど解説本を手に取りましたが私には合いませんでした。

3冊目で、斎藤孝さんが書かれた図解・歎異抄は、考え方を図式化されており考え方の方向性や枠組み等が理解しやすいものでした。

特に「悪人正機」については、解説が秀逸だなと感じます。
非常に有名な言葉「悪人正機」ですが、現代人すらも「悪人こそ救われる」と勘違いしがち。
ですが、悪人になれば救われるのではありません。

他方である善人はセルフ・エスティーム(自身に価値があると尊重した状態)が高く、自力でお浄土に上がろうと修行をします。
善人の定義に当てはまる人は非常に稀なのではと思います。

ですが悪人、つまり煩悩にまみれた状態でセルフ・エスティームが低い状態だと、自力でお浄土には上がれません。
そこでお念仏を唱え、他力を頼む心があれば、阿弥陀仏の本願によって救われるということです。

正直、ここで定義された善人は、人類ではマイノリティーだと思います。
私を含め、あらゆる煩悩を持った悪人が多いのではと考えています。

また、あえて悪行をすればお浄土に上がれるといった「本願ぼこり」の話についても、
「念仏という薬があるからと言って、わざわざ悪行という毒を飲まなくてもいい」、というエピソードは個人的に大好きです。
なんというか、人間らしい考え方だなぁと思う一方で、慈悲のあるストーリーだなと感じました。

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