草や猫は悩むでしょうか。わたしは愚痴をこぼしている草を見たことがないし、猫から相談を受けたこともありません。
悩みには色々あります。もっと良いものを身につけたい。いい家に住みたい。インスタグラマーのような華やかな暮らしをしたい。美女とデートがしたい。もっと美しくなりたい。もっと、もっと。
人間の悩みは大きく分類すると「お金」「美容」「健康」「時間」「人間関係」などに現されますが、よくよく考えてみるとこの悩みの全てには、他者が存在しています。
人と比べて、自分の現状に失望してしまう。
人からこう見られたい、こう扱われたい。
人より多くの財を持ちたい。
人に愛されたい。
究極突き詰めると、全ては「人間関係」に帰結します。
地球で人間が自分だけだったら
おそらく見た目も、お金も、暮らしも、気にすることなく自分らしく生きていくことでしょう。
よって、全ての悩みは人間関係が根幹にあるといえます。
そして、自分自身がその多くの人間社会の一員であること、
どうしようもなく人間であることが分かります。
つまり人間である以上悩みはなくなりません。
人間は悩みを自分自身でつくりだします。
悩むことも自己選択なのです。誰もあなたに悩むことを強要していません。
悩みとは、要は自分の欲からきているものです。
悩みと向き合うこととは、自分の欲と向き合うこと。
すべて自分がつくりだしていることだと認識することで
悩みは他責ではなくなります。
欲があるということは生きているということ。
生きているということは、人生を選択することができます。
悩みは自分の人生に気づかせてくれる、向き合うきっかけではないでしょうか。
悩みは、敵ではないんです。
自分という人生と、一緒にいることを楽しみましょう。