「”できている”と思ったら、退化の始まり」とは、誰が言った言葉だったでしょうか。
その言葉を思い出した、お話です。
私が疲れが取れにくくなった32歳のころから、ジムトレーニングを始めて、
「体力は気力だ」
という言葉を、がっちりと体で記憶しました。
日曜日の夜に飲みにいくのも平気になりました。
いまだに、体は元気だし、夜に出歩くのも、遠くに出かけるのもおっくうではないから、私の気力は充実し続けていると思っていました。
まさに「できている」と思ってしまった瞬間から、私はこの罠にはまっていたのでしょう。
最近、ミトコンドリアのトレーニングを始め、さらにダイエットも兼ねて、少しランニングも始めました。
肌ツヤも良くなり、始める前より、体にエネルギーがみなぎってきた感じがします。
するとどうでしょう。
もう答えは出ていますが、
「すごい気力」が沸いて来たのです。
「よっしゃ~やったるで~」(主に仕事)という気力がです。
気力なんて、リズムもあるので、人生のバイオリズム的に、いまが気力が沸いてくる時期といえなくもないですが、
なんとなく、これは体力由来な気がしてます。
忘れていました!
「体力は気力」なんですよ。
本当に人間は愚かにもすぐ、覚えたことを忘れてしまいます。
仏教の修行、この世の修行を全うするには、気力というエネルギーが必要です。そのためにも、しっかりと体力を維持しないといけないということを再認識した話でした。