書いた人:安藤弘
得度考査まで進みながら、一度は仏陀倶楽部を退会した経緯。その背景には、僧侶として生きることへの不安や、自分自身への迷いがありました。しかし退会後も、「自分は何者なのか」「なぜ生きるのか」という問いは消えませんでした。本レポートでは、再び得度を志すまでの心の動きが、率直につづられています。
一度手放した道
以前、私は得度考査まで進みながら、仏陀倶楽部を退会しました。その理由は、自身が僧侶として生きていけるのかという疑問と不安に、向き合いきれなかったためです。
環境の変化への恐れ、生き方への迷い、経済面や過去の経験による苦しさなど、さまざまな不安の中で自問自答を重ね、結果として一度、その道を手放す選択をしました。
また、当時の私は、僧侶になれば苦しみから救われるのではないか、法名を得れば自分が変われるのではないかという、安易な期待を抱いていたと感じています。
消えなかった問い
しかし、仏陀倶楽部を退会した後も、「自分は何者なのか」「なぜ生きるのか」という問いが消えることはありませんでした。むしろ、その問いは以前よりも強く心に残り続けました。
このまま中途半端に生き、その疑問から目を背け続けるのではなく、苦しくとも、この問いに正面から向き合い続けたい。そう考えるようになりました。
再び歩み始める決意
そのため、改めて僧侶を志し、仏の教えとともに歩む中で、自身がどのように変化していくのか、そしてどのような風景に出会うのかを、自らの目で確かめたいと思っています。
この思いから、再度仏陀倶楽部へ入会し、得度に向けて歩んでいくことを決意いたしました。なお、再入会に際し、仏陀倶楽部のスタッフさまには丁寧なご対応とご支援をいただき、心より感謝申し上げます。
未熟であることを自覚した上で、それでも歩み続ける覚悟を持ち、これからも日々精進してまいります。
















僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。
信念は、「人生を変えるのに修行はいらない」
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