悩んでいる時は、様々なことに対して近視眼的になっていることが多いです。自分のことや考え方を客観的に捉えることができなくなっています。
メタ認知というのは、自分のことを客観的に見て、それを認識したり、コントロールすることです。自分のことを高い位置から見下ろしている、別の自分がいるようなイメージです。幽体離脱のような感覚に近いかもしれません。これは、訓練である程度できるようになります。
受験生でケアレスミスがまったくなくならない生徒が、この感覚を身につけるようになったら、テスト中にあまりのめり込まずに客観的に答案が見られるようになり、ミスがだいぶ減ったということもありました。テストを解いている自分を別の自分が上から見下ろしていて、「おい、そこであのミスをするなよ」とか声が聞こえるような感覚だそうです。
メタ認知って、ちょっと怖いですね…(苦笑)
もっと進むと、この広い地球・宇宙の中で自分がいかにちっぽけな存在か、今の悩みなんて長い人生の中では全然大したことない、数年経ったら笑い話にしているだろうというような考え方ができるようになります。
そこまでできなくても、悩んでいる時は、「視野が狭くなって近視眼的になっているのではないか? もっと広い視点で見たらどうなんだろう…」というような考え方ができるようになるだけで、だいぶ楽になるはずです。
皆さんも、ぜひ試してみてください。

















僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。
信念は、「人生を変えるのに修行はいらない」
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