「不安」を感じる要因である「先が見通せないこと」「変化への恐れ」の2点のうち、「変化への恐れ」を受け入れる考え方について思ったことを綴ります。
仏教の「無常」の教えとは
「無常」という考え方の理解は、「この世の全ては常に変化していて、永遠に変わらないものはない」という教えです。故に、「変わらないもの」に執着することを手放すことで、変化を受け入れ、不安を軽減させる。という考え方です。
しかし、いきなり執着を手放すことは難しい、自分にはなかなかできないのではないかと感じたときに、このように考えるのはどうでしょうか。
変化の中で「変わらないもの」を見出す視点
「無常」を意識しながら、考え方として別のアプローチをしてみるという方法です。
自己の存在とスキルは変わらない
「無常」であっても、それを認識している「自己」の存在は変わりません。つまり自分自身です。自分が思っている考えや持っているスキルは、不安になったとしても、その時点で変化することはありません。
これまでに縁のあった人とのつながりも同様に、自分が不安を感じても変わらないものがあるということを意識してみたら、そんなに不安がる必要もなくなるような気がします。結果として「無常」の理解にもつながっていくと思うのです。
不安との向き合い方:まず自分を見つめ直す
不安に思ってもじたばたする必要はなく、まず自分を見つめ直す。「執着を手放さなければならない」という考えをも捨ててみて、自分を静かに見つめ直してみると、不安も少し和らぐのではないでしょうか。




















僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。
信念は、「人生を変えるのに修行はいらない」
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