『あなたはもっと報われていい』は、現代社会に生きる多くの人々が抱える自己否定感や不満に対し、仏教的な視点からアプローチする内容が印象的でした。
本書を通じて、私は仏教の教えが、現実的かつ実践的な問題解決の手段を提供することを学びました。 特に仏教において重要視される「執着を手放す」という教えが印象に残ります。
仏教では、無常の原理に基づき、物事に執着することが苦しみの原因であると説かれます。著者は、この教えを現代の文脈に置き換え、過去や他人の評価に縛られることなく、自分を大切にすることの重要性を強調しています。この姿勢は、仏教の核心である「心の平静」と「自己の内省」を促すものであると理解できました。
また、欲望との向き合い方についても、仏教的な視点から深く考察されています。仏教では、欲望を完全に否定するのではなく、その存在を認識しそれを適切に管理することが推奨されます。
著者は、欲求(デマンド)と必要(ニーズ)を区別することで、真に必要なものにエネルギーを注ぐことができると説かれています。この考え方は、仏教の「中道」の教えに通じるものがあり、極端な欲望の抑制や放縦を避け、バランスの取れた生き方を促進します。
この本から、現代社会における悩みやストレスに対して、仏教の智慧を日常生活に取り入れることで、心の安定と幸福を追求することができると感じました!
仏教が単なる哲学的な理論ではなく、現実の生活に役立つ実践的な教えであることを再認識させてくれます。
この本を通じて、自己肯定感を高め、他者に依存せず、自分自身の価値を見出すことの大切さを学ぶことができて幸せです。
















僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。
信念は、「人生を変えるのに修行はいらない」
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