私事で恐縮ですが、今年の1月からの懸念事項であった実家の処分が完了した。
大学卒業まで育って過ごした実家が、不動産業者の手に渡った。実家や家族に対して良い思い出はない。それでも少しは感慨深くなるものかと思ったが、全くもって何の感情も湧いてこないのだ。弟にその旨を伝えたら「俺も同じく何の感情も湧かない。」と言うので、そんなものかと思ったのである。
しかし、長年過ごしたところに対して何の感情も湧かないことについては考えさせられた。その結論として思ったことは『人間は生き方が重要!』ということであった。
ひとえに家族に良い思い出がないから何の感情も湧かない。今後もし自分と深く関わる方がいらっしゃるとしたら、その方が「何の感情も湧かない」と思うような生き方は絶対にしない。そう自分自身に誓った。実家の処分を通じて、今後どう生きるべきかの心構えを確認させられた気がするのである。