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第二十九回「自分の『意識=コンフォートゾーン』を変えると世界が変わる」

人は自分が意味付けした世界に生きています。つまりそれは、自分の想像の及ぶ範囲内で暮らしているということでもあります。でも、自分が知る世界が変わり「コンフォートゾーン」が広がると、人生が大きく変化します

私の体験からそれをお話ししましょう。私は、学校を卒業したあと、新車のセールスマンを経て、中古車販売のビジネスを立ち上げます。その後、美容、飲食、リサイクルなど、たくさんのビジネスを手がけ、経済的には満たされるようになりました。

しかし、友人だと思っていた人に裏切られたり、お金をだまし取られたりするなど、つらいできごとに数多く遭遇し、人生に疲れてしまいます。そして、運営していたビジネスをすべて清算し、手元に残ったお金が尽きるまでの2年間、毎月のようにヨーロッパを中心とした海外に出かけて滞在するようになったのです。

常識的に考えたら、手元に残ったお金は、次に何かするときのために取っておくべきだったでしょう。でも私は、それまで仕事ばかりしていて、自分が心から楽しめる経験に時間とお金を使ってこなかった。このまま、また、次にビジネスを始めたら、いつゆっくり旅行ができるかもわからないし、何もしないまま病気やケガで亡くなる可能性だってゼロではない。そこで、「今しかできないことに時間とお金を使う」と決めて、繰り返し海外を訪れるようになったのです。

初めて行ったヨーロッパはとても刺激的でした。日本では出会ったこともないような人たちと知り合い、人生観が180度どころか、180度が10回転したくらい大きく変わります。つまり自分の「コンフォートゾーン」が広がったのです。

すると、ヨーロッパに行き始める前は、次にも同じようなビジネスを立ち上げることしか頭に浮かばなかったのが、まったく別の角度からものごとを見たり考えたりできるようになります。そして、これまでは、思いつきもしなかったアイデアがドンドン出てくるようになり、人生が変わっていったのです。

この大きな変化を体験し、私はあり金をはたいてヨーロッパに通って、ほんとうによかったと思っています。意識が変わると目の前の現実が変わります。あなたが持つ「コンフォートゾーン」は、相対的なものではなく、あなただけの「絶対的」なものです。

つまり、自分の努力次第で変えられるもの。私は、同じ努力をするなら、つらいと思うことをひたすらがんばるのではなく、自分の意識を変えるようにしたほうが「報われる」ためにはよほど効率的だと考えます。

必ずしも海外に行かなくてもいいのです。でも、今目の前にある「常識」から少し外れてみる。そして、時間とお金を惜しまずに、今しかできない経験をして「コンフォートゾーン」を広げていく。あなたの「あたりまえ」が変われば、人生は変わっていくのです。

海外に滞在していた話をすると、「自由でいいですね」「やりたいようにやれて羨ましい」などと言われることがあります。でも誰でも私のように、好きなこと、やりたいことを優先して過ごす人生を送ることができます

ただ多くの人は「大人になったら、好きなことばかりしていられない」という刷り込みがあり、なかなか踏み出せないのです。「好きなことだけをやる」なんて許されない、そんな自分勝手な振る舞いは間違っていると思い込んでいるだけなのです。

私も将来の不安がまったくなかったと言えばウソになります。一時は「新進気鋭の経営者」として新聞に取材され、少なくとも経済的には豊かになった自分が、収入の道を自ら絶って海外に行く。これまでの私を知っていた人たちからは、反対されたこともあります。

でも、「今、やらなかったら、いつできるかわからない」と思ったのです。たとえば、2年間、あちこち旅行する費用が、2000万円かかるとします。1年に200万円ずつ貯金してから実現しようとしたら、10年かかります。がんばって、1年に400万円ずつお金を貯めても、旅行できるのは5年後です。

その頃には、あらゆる面で状況が変わっているだろうし、何よりずいぶんと年をとってしまう。そう考えて、思い切ってお金がなくなるまで海外に行くと決めたのです。後から思えば、ヨーロッパに滞在するために使ったお金は、最高にリターンが高い自己投資でした。勇気を出して行動したからこそ、ものの見方や考え方をガラリと変えることができ、たくさんの人と知り合って人生を変えることができたのです。

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