「自然な老化は受け入れながら、今の自分を最大限に生かしてあげる努力は惜しまない。そんなスタンスでいることが、幸せに生きる基本だとボクは考えます。」(2022 愛葉 p98)
この言葉には心からの共感を示したい。私自身、健康を語る資格もないくらい病み衰えているのだが、でもそんな自分を嘆いたり、悲観したりはあまりしていない。加齢とともに現れるシミ、シワ、たるみなども味わいである、と毎朝鏡に映る己が顔に言い聞かせて?いるのだ。
以前にも触れたが、私は旧車が好きである。20代の頃からその傾向が強く、乗り継いできたクルマの中には、新車購入したものは一台もない。大体が20年落ちから40年落ちの車ばかりであった。旧い個体を出来るだけキレイな状態にして乗ることが大好きなのだ。とはいっても、キズや少々のへこみ、サビなどは無理して直したりはせず、それはそのクルマの歴史としてあえてそのままにして乗る。そのうえ、街中で同じクルマと出会うことはまずない。そんなところに旧車の魅力を感じている。
これは自身の顔やカラダにも共通しているのだなあ、と再認識したのが、前文の愛葉氏の言葉である。今後も自身のカラダと旧いクルマへの努力を惜しまず、幸せに生きられるようにしたい。