8歳の息子が急きょ入院・手術をすることになりました。深刻な病気ではありません。健診で見つかった問題を、子どものうちに完全に治してしまった方がいいと言われて、夏休みに合わせて決断しました。医者に言わせれば簡単な手術だということですが、全身麻酔のオペで最低3日間の入院が必要になるので、本人にしてみればなかなか大変です。
オペは無事に終わり、予定通り3日で退院することができました。予後も順調でホッとしているところです。当日は私も手術室の隣の待合室で待機しましたが、酸素マスクや点滴等のチューブをたくさんつけられて、スレレッチャーに乗せられて出て来た息子の姿を見て、涙が出そうになりました。 術後1時間以上は意識が戻らなかったのですが、その間は何かどきとき・そわそわしていました。息子がパチッと目を開けて呼びかけに反応した時は、大袈裟でなく体の力が一気に抜けた感じでした。思わず、(まだ酸素マスクやチューブがついているのに)「良かったね!」と抱きしめてしまいました。
我が家には、まだ小さな子どもが4人いますが、改めて子どもたちが毎日無事で元気に過ごしてくれているだけで、とても幸せなのだということに気付きました。子どもの成長に伴い、親はどうしても子どもに期待してしまい、もっと〇〇してほしいとか、〇〇ができるようになってほしいと考えてしまいます。子どもが親の思い通りにならないと、イライラをぶつけてしまう場合もあるかもしれません。
今回、息子が身をもって、こういう親のエゴに気付かせてくれたのかもしれません。ありがとう!


















僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。
信念は、「人生を変えるのに修行はいらない」
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