先日、プロ野球チーム・東京ヤクルトスワローズのマスコット・キャラクター、「つば九郎」を支えてきた社員スタッフが永眠され、別れ惜しむ声が相次いだ。
何故、つば九郎さんは愛されたのか。愛くるしい姿、時事ネタを駆使したユーモア溢れる毒舌など、多くの理由があるだろう。かくいう私も、つば九郎のファンの一人と言えるかもしれない。かもしれないというのは、私は、つば九郎さんファンというよりは、そのスタンスに学ばせていただいたというのが、適当だと思うからである。
つば九郎さんは「誰かを置き去りにしない」というスタンスで、30年以上走り続けたと私は思っていて、そのスタンスを尊敬するのである。
今の日本社会は、つば九郎さんとは真逆で、「自分さえ良ければお構いなし」の空気がまん延していると私は感じる。政治家、財務省、官僚、大手企業…。
「誰かを置き去りにしない」というスタンスこそ、今の日本社会に必要不可欠。その精神を、つば九郎さんが遺してくれたのだと、私は思えて仕方がないのである。





















僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。
信念は、「人生を変えるのに修行はいらない」
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