私は、精神障害者として生きていますが「自分は障害者じゃない」と思っているので、仕事を探すにも何となく上手く行かない日が続いています。
変形性股関節症による身体障害者としての認定を受けたことは、とても有りがたく受け止めていますが、精神障害という立場はものすごく生きづらいと感じて来ました。
働くにも、障害者枠で働いた方が楽ではないか、短時間勤務じゃないと難しいのではないか、働くとまた苦しくなるのではないか…などの不安が頭をよぎり、何もできなくなってしまうのです。
3年前に向精神薬の断薬に成功してからは、社会復帰して経済的に自立したいという強い思いを持ち続けていて、様々な道を模索しています。
社会的立場を受け止められずに、もがいている状態とも言えますが、私としては本当の自分を生きるための通過点と思っていて、自分の心の声に正直に行動して行けば、必ず道が開けると信じています。
こんな私にとって、仏教の学びと得度への道は「人生の道しるべ」であり、心の軸を保てる場所になっているのです。

















僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。
信念は、「人生を変えるのに修行はいらない」
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