書いた人:山田春樹
得度を考えながらも、なかなか一歩を踏み出せない。本レポートでは、仏教を学びながら他の宗教の教えにも触れ、その間で心が揺れ動いていた日々と得度を決意するまでの経緯が語られています。きっかけとなったのは、日常の何気ない場面で、自分のものの見方や考え方に仏教の教えが根づいていると気づいたことでした。
仏教と他の教えの間で揺れ動く
私が得度に向けて一歩を踏み出せたのは、自分の生き方を支えている根っこにあるのが仏教の教えであると気づいたからです。
30歳を過ぎてから仏教を学び始めましたが、ここ数年は他の宗教の教えに触れる機会があり、掛け持ちしながら学んでいます。それらの教えにも頷くところや惹かれる部分が多く、仏教を学んでいたのに比重がそちらに移ったり戻ったり、また別の方に移ったりと、たびたび揺らいでいました。
その頃に仏陀倶楽部に入会し、得度についても考えてはいたのですが、今のあちらこちらに揺らいでいる自分がお坊さんになってもいいんだろうかと迷い、一歩を踏み出せませんでした。
日常の中で気づいた仏教の教え
しかしあるとき、いくつかの生活場面で「これも無常だなぁ」「今、自分はあの人にイラつきを感じたな」「相手を変えようとしていたなぁ」と認識している自分がいて、ではそれにどう対応したら楽になるか、良くなるかなと考えていることに気づきました。
これまで学んできた仏の教えが、少しずつだけど生き方に現れてきている。私は仏教徒として今を生きようと、日々修行しているんだなと実感できたことが、得度への後押しにつながりました。
仏教という宝を根っこに
他宗教の学びは今も続けていますが、他の教えを知ることで、仏教をより深く理解するためのとても良い縁をいただいていると考えるようになりました。
今後も学びにおいて迷うことは多々あると思いますが、根っこに仏教という宝をいただいていることに感謝し、日々精進していきたいと思います。





















僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。
信念は、「人生を変えるのに修行はいらない」
愛葉宣明 著 『仏陀経営』ほか
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