誰であっても僧侶になれる得度への道をご用意しています。

『あなたはもっと報われていい』を読んで――人に伝える言葉として受け取ったこと

『あなたはもっと報われていい』

書いた人:仏陀倶楽部 会員

書籍『あなたはもっと報われていい』を読み進めるなかで、人生経験を重ねた今だからこそ深く受け取れた言葉が、率直につづられています。自分ではどうにもならないことをどう受け止めるか、今ある幸せをどう見つめるか。そうした問いを、自身の歩みとこれから僧侶として伝えていきたい思いに重ねながら読み解いていくレポートです。

読み始めるまでのためらい

私は、この本のタイトルから受ける印象に、「自分は報われていないのか?」と感じ、読むのが遅くなりました。ですが、読み始めたら、ほとんど一気に読んでしまいました。

それは、人生経験がそれなりにあり、仏教の勉強もさせていただいている私にとって、共感する部分が多くあったからです。私が若い頃、仕事で超えられない壁にぶつかり続けていた時にこの本を読んでいたら、人生をもっと楽しく生きられたのかもしれないと感じる内容でした。

そして、この本に書かれている内容は、これから私が僧侶となり、伝えていくべき内容であり、その伝え方の大きな参考となるものでした。また、自分ではどうにもならないことへの対処として、「他力本願」の神髄が説かれているようにも感じています。

伝えていきたい言葉の数々

この本を最後まで読んだ時、報われる生き方を人に伝えるためのエッセンスが、この本全体に説かれており、人に伝えていくための教科書にもなると感じました。今後も何度も読み返しながら、ありがたく活用させていただきたいと考えています。

この本の中でも、愛葉先生は、どれも正確な言葉で、伝わりやすい表現を示してくださっています。そのため、これから人に伝えていくために、正確に覚えておきたい内容が多くあります。

「人生には自分ではどうにもならないことがたくさんある。それが真理」
「今のあるがままの状態をそのまま受け入れる」

こうした言葉は、人生経験があるからこそ共感できます。しかし若い人には、どのように伝えれば納得が得られるのか。端的に結論だけを伝えても、心から共感が得られることは少ないと思います。だからこそ、実際の経験なども交えながら、より相手に伝わる伝え方を心得ていくことが必要だと感じました。

「幸せとは、自分の理想の状態になれたことで得られるものではありません」
「幸せはゴールではありません」
「まずは今ある幸せに目を向ける」
「今ある幸せを見つめ、その土台に積み重ねて大きく育てるもの」

これらの言葉から、今をどうとらえて、どう先につなげていくのかによって、人生をさらに楽しむことができるのだと伝えていきたいと思いました。

これからの歩みにつなげて

「時間こそ命そのもの」
「思っている以上に人生は短い」
「報われるか報われないかは、自分の解釈次第」
「自分のコンフォートゾーン」

こうした言葉からは、意識を少し変えることで、自分にとってより幸せを感じられる時間を過ごしていただけるよう、説いていきたいと感じています。

また、
「絶対的なものを大切に」
「自分軸で判断し行動し評価」
「自己の価値の判断を他人にゆだねていては、まわりに振り回され続けて報われない人生になってしまう」
「自分を認め尊重する」

という言葉からは、周囲に流されない意識の大切さを伝えていきたいと思いました。自分の人生経験や、相手の経験に照らし合わせながら、これらの言葉が相手に伝わるようにしていきたいと考えています。

この本を、人生がつらいと感じている方にぜひ読んでいただきたいです。若いうちにこの本を読み、心のさばき方を知っていただくことで、すべての人が報われる人生を送れるようになってほしいと感じました。私も今後、僧侶としてその一助を継続していくことが、私自身の幸せの積み重ねになると思っています。

南無阿弥陀仏。

仏陀倶楽部では、 こうした日々の迷いや立ち止まりを、

一人で抱えずに言葉にする場があります。

監修者 「愛葉 宣明」

僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。

信念は、「人生を変えるのに修行はいらない」

愛葉宣明のコラムはこちら